2008年11月22日

最近おうちで観た ”フランスが舞台の映画” 編

秋らしい晴天が続いて、ついフラフラとお出かけはしているんですが、新作を観に映画館へは行ってません。。とは言え、10月の旅行が決まってから、その前後にフランスが舞台となっている映画を家でかなり観まして(中には繰り返し何度も観てるのも)忘れないうちにメモしておこうかと。。

マルセルの夏2.jpg 1990年作のフランス映画『プロヴァンス物語〜マルセルの夏』とその続編『〜マルセルのお城』は、この映画の主人公マルセル自身であるマルセル・パニョルの子供時代の回想録="La gloire de mon pere"「父のお手柄」と "Le chateau de ma mere"「母のお屋敷」の一部をイヴ・ロベール監督が映画化したもの。 夏休みを過ごした山間の別荘での幸福な時間、少年期の男の子が経験する様々な出来事と成長の過程を瑞々しいタッチで描いた秀作です。
 
「マァーールセ〜ル!」「リィーーリィ〜!」
マルセルのお城.jpg 仲良しの少年二人がお互いを呼び合う透明な声、主演の少年の可愛らしいこと! 南仏プロヴァンス地方の石灰質の山々にこだまするその声がいつまでも忘れられません! この映画で描かれたマルセル少年のその後は、20歳で父と同じように教師となり、そのかたわら戯曲を書き始め人気作家となり、映画の制作・監督・原作・脚本などマルチな活躍をする事になります。以前TV放送で観て以来ずっとなんとかもう一度観たいと思っていて、今回南仏行きが含まれるツアーを選択したのもこの作品が動機のひとつかも・・で、必死に探して手に入れました。
プロヴァンス.jpg トレーラーを見つけました!
「マルセルの夏」
「マルセルのお城」
 
 ←写真はニースからアヴィニヨンへ移動するバスの中から撮ったもの
 (2008.10月管理人撮影 クリックすると大きく見えます)


愛と宿命.jpg<11/26追記>上記の映画に登場したマルセル少年が成長し著名な小説家となり(マルセル・バニョル)、書いたその1つがこの映画の原作! 以前調べておきながら未見のまま忘れてましたが、この記事を読んだお友達に強力お薦めを頂いてやっと鑑賞しました。
 『愛と宿命の泉 PARTT フロレット家のジャン』
 『愛と宿命の泉 PARTU 泉のマノン』

1986年フランス作品、監督・脚本:クロード・ベリ、原作:マルセル・バニョル、
キャストは豪華でイヴ・モンタン、ジェラール・ドパルデュー、エマニュエル・ベアール、ダニエル・オートゥイユなどなど。
愛と宿命2.jpg これもやはり原作者マルセルの故郷でエクス・アン・プロヴァンス郊外=オーバーニュが舞台の話。 上掲の写真のような独特の白い石灰質の山々と緑の木々が美しい山間の村ですが、降水量が少なく生きるうえで最も大事な「水」を巡ってのドラマが展開します。 「PARTT」では都会からこの村に移り住んだ家族が、村人の好奇の目の中で渇水の為農業に失敗。インテリ役人だった父親の”理想の田舎暮らし”は夢と消え、その上不慮の事故で亡くなってしまうまで。 「PARTU」はその時父を失った幼い娘が美しく成長し、父の夢を奪った驚愕の真相を知り・・という話。 成長した娘の役をまだ若く美しく妖精のようなべアールが魅力的に演じ、今はすっかり大物俳優になった他の出演者達の演技も見ものの大変見応えある作品。  



★その他の 最近、家や劇場で鑑賞したフランスが舞台の映画
(ちょっと古い作品)
『モンパルナスの灯』 『赤い風船』 『勝手にしやがれ』『突然炎のごとく』『男と女』 『パリところどころ』 『フレンチ・カンカン』『赤い風車/ムーラン・ルージュ』『巴里のアメリカ人』『パリの恋人』『おしゃれ泥棒』『シャレード』『ヴァンドーム広場』『ラスト・タンゴ・イン・パリ』『パリ空港の人々』『プロヴァンスの恋』『ニキータ』
(わりと新しめの作品)
『キス・オブ・ザ・ドラゴン』『フレンチキス』『ムーラン・ルージュ』『プロヴァンスの贈りもの』『ボーン・アイデンティティ』『ビフォア・サンセット』『TAXI』『ル・デヴォース』『アメリ』『オーロラ』『Mr.ビーン カンヌで大迷惑』『ダヴィンチ・コード』 『モディリアーニ 真実の愛』 『パリ、ジュテーム』 『パリ、恋人たちの2日間』 『ホウ・シャオシェンのレッドバルーン』『ヒトラーの贋札』

.『パリ空港の人々』はハリウッドでリメイクされた『ターミナル』のオリジナルですが、パリの玄関口/シャルルドゴール空港で、なんらかの事情で足止めを食い、空港内で暮らす事を余儀なくされた人々の人情話でなかなか面白いです。
フレンチ・キス.jpg 『フレンチ・キス』 一時期量産されたメグ・ライアン主演のラブ・コメもので、「アメリカ人から見たいかにもステレオ・タイプなフランス」との辛口批評が多いようです。 まあでも、フランス人や文化に対する”憧れ”とその裏返しである”卑屈”さ加減が、同じ”外国人”である私達日本人には共感出来て可笑しいのですよ。
 『Mr.ビーン〜』は、南仏旅行をくじ引きで当てたイギリス人の男が嬉々としてカンヌを目指すドタバタコメディですが、これまた”憧れの南仏”を私達と同じ観光客目線で描いていて共感沸く事間違いなし!(ほんとか?) いつも霧と雨の多いロンドンっ子にとっては尚更陽光煌く南仏がさぞやまぶしく見えるでしょう!ウンウン!と納得しちゃう作品。
『ヒトラーの贋札』は 何故フランス?とお思いでしょうが、冒頭、戦争が終わり収容所から解放された贋札作りの名人であるユダヤ人の男が、大金を持って乗り込むのがモナコのカジノなんですねー!
2日間 オペラ座を設計した同じ建築家によるデザインで有名なグランカジノとその前のホテル・ド・パリでのシーンがあるんですよ。これもなかなか面白い作品でした。
『パリ、恋人たちの2日間』 これは面白かった! アメリカ人の彼氏を伴って実家へ里帰りしたパリっ子女性と、驚愕の経験(!)を持つその両親、元カレだのなんだの(笑)の組んず解れつの顛末。 たった2日間の話なのに仏米の価値観の違い、恋愛感の違いが噴出!!抱腹絶倒の舌戦が見ものです。
 

 どちらかというと、なるべくチラっとでも観光名所などが出てくるようなおのぼりさん的観光客目線で楽しめる作品のラインナップになっております(爆)うふふ。。 そのうち「こーんなの!」と言える位フランス通になってみたいものです(笑)
posted by マダムS at 10:21| Comment(6) | フランス映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いやぁ〜、もう驚きました!!
フランス旅行が決まってから、これだけ沢山のフランスが舞台の映画を鑑賞されたとは・・・。
凄いです〜〜!!
もう、この作品群を見たら、マダムはすでに「フランス通」ですよっ♪

旅行のきっかけになったという「マルセル」の2作品、私はまだ未見ですが、こういう子供達が主役の作品って、大好きなので、今度見てみようと思います。
「ヒトラーの贋札」は出来具合を私も多いに買っているのですが、そうでしたか、あのカジノがモナコでしたか?もう一度見直さねば・・・。

で、マダムはきっとすでにご覧になっているとは思いますが、ここに書かれていないで、私が凄く印象に残っている作品がアルのですが・・・。
「田舎の日曜日」という結構古い作品です。
フランスの郊外を舞台に、老画家を主人公に、何気ないアル日曜日の一日を描いているのだけど、映像が素晴らしいのです!!
まるで印象派の絵のようで、この作品を見て、印象派の絵の中の風景は存在するのだと確信した次第です。調べたら、DVDは発売されいるみたいです。
Posted by 紫の上 at 2008年11月24日 21:04
こんばんは(^^)
マダム、まさかこの作品群を3日で観たわけじゃないですよね??
フランス関連映画というくくりでも本当に色々ありますね〜。うーん、観てないのたくさんあります。これからこれから…。
観た中で、個人的に実はポイント高いのが「Mrビーン」(笑)。言葉がない分、フランスの魅力がむしろ浮き彫りになってるような(←おのぼりさん目線の)。これはDVD欲しいな〜と思うくらい、かなりお気に入りなのでした。ああ、あのラストシーン、見返したいな〜(^^)
Posted by わかば at 2008年11月24日 22:34
★紫の上さん
いえいえ〜とんでもなーい!
「通」じゃなくて これだけの映画を観た費用が「痛」ですかね(爆)
「マルセル」のシリーズを最初に見たのはもう何年か前なんですが、これは紫の上さんにもお薦めですよ! 男の子の成長が良く描かれていて。
これをみたその頃から漠然とプロヴァンスへの憧れが沸いて・・あのピーター・メイルさんの本「プロヴァンスの休日」に繋がり・・ずっと行きたいな〜と思ってました。 まあ今回のツアーは自由に動き回れたりはしませんからこういった長閑な田舎は行けませんでしたけれど(^^;)

 >「田舎の日曜日」という結構古い作品です。フランスの郊外を舞台に、老画家を主人公に、何気ないアル日曜日の一日を描いているのだけど、映像が素晴らしい

おお〜そうですか! それは観なくては!!
タイトルだけは聞いた事があるような気がするんですが、DVD化されているんですね?調べて下さって有難うございました(嬉) 観たらまた行きたくなっちゃいそーです♪ 
Posted by マダムS at 2008年11月25日 07:35
★わかばさん
こんにちわん♪
きゃ〜まさか〜!3日ではいくら私でもこの数は観れませんです(爆) 
ここに揚げたのはだいたいこの3ヶ月位の間かしらね・・ずっと前にみたものも再見したり・・他にも見たような気がするのだけど忘れてるのもあるかも(記憶喪失)
自分がそこへ「行く」と思うと全然違った目で観ますね 楽しいです。 そうそう、今回の色々鑑賞はフランスが舞台と言ってもアメリカ映画の割合が多いかも。 で、感じたのは「やっぱりアメリカ人もフランス(ヨーロッパ)に対する”憧れ”が相当大きいんだな〜」と。 でもそれが同じ外国人として共感出来るんですよね〜 
ビーンさんにもすっかり共感しちゃいましたしね(爆)
私ももう一回あのラストシーン見返したいでーす!
Posted by マダムS at 2008年11月25日 07:55
マルセルの2作品のトレラーを見てきました。
フランス語なので、言葉は分からないけど、時代背景や風景を知ることが出来て良かったです!!
私好みかも。
で、驚き!?マダムがまさに撮られた石灰質の山々が出てきましたぁぁぁ〜。

マダムのこの風景を目の辺りにしての感動が目に浮かびます〜〜!!
Posted by 紫の上 at 2008年11月30日 22:33
★紫の上さん
私の駄文にいつもお付き合い下さいまして有難うございます!
新作がなかなか見にいけなくて〜 (^^;)
この風景の中を実際に歩けたら良かったんですが〜それには南仏だけで一週間位滞在しないと・・
マルセル2作品、いつかご覧下さいね^^
Posted by マダムS at 2008年11月30日 23:12
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