2008年12月07日

たまには邦画も・・その2 『容疑者Xの献身』

2本目
容疑者X 『容疑者Xの献身』
【監督】西谷弘 【原作】東野圭吾
【出演】福山雅治 堤真一 松雪泰子 柴崎コウ
公式サイト
 
 東野圭吾の物理学者湯川シリーズ「探偵ガリレオ」「予知夢」をドラマ化し、高視聴率を記録した「ガリレオ」。 本作は「ガリレオ」シリーズの唯一の長編であり、第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞に輝いた同名作を映画化したもの(作品資料より)。 これもロングラン・ヒット中〜

 若く美しい母親と汚れなく可憐な女子中学生の娘親子は、元夫の暴力から逃れてひっそりと都会の片隅のアパートで暮らしている。 ほどなく近隣の川原で発見される暴力夫の死体。。 親子が怪しいと睨んだ警視庁の刑事は、湯川博士に事件解決の相談に来るが、捜査を進めるうちに親子の隣人である高校の数学教師が湯川と大学時代の友人同士である事を突き止める。湯川の様子にも変化が現れた! 真の犯人は?そして動機は? とまあこんな話。

 サスペンス好きとしては、TVの「何とか劇場」のような、全部犯人がペラペラと犯行を説明しちゃうような安っぽい話なら願い下げだなと思っていたけれど、さすが直木賞受賞の原作だけあって、ホンがしっかりしているのかな・・最初に犯人は観客に提示しておいて、その後の展開を「容疑者と観客が一緒になってハラハラする」という手法。 更に、犯行そのものよりもその後の完全犯罪に向けてのプロセスは、全部は見せずに私達に考えさせる余地を残しているのが憎い!

 物理も数学も苦手だけれど、「もし、三角形の面積が底辺×高さ÷愛だったら?」なんていう問題は解けないのと同じように、人間の感情は簡単には科学では「証明」出来ないものなのでしょう〜 その辺のところを嫌味なく上手く纏めてあったように思う。 暗いばかりではない、大袈裟にならない適度なエンタメチックなシーンも忘れないのはさすが「踊る大走査線シリーズ」の亀山プロデューサーが関わっているせいか?(笑) それでもハリウッドのド派手なアクションものとは一味違う、実に日本人好みのオーソドックスな「犯罪もの」だと思った。
主演の堤真一も報知映画賞主演男優賞獲得も納得の演技。
湯川博士(福山雅治)の独特のキャラクターと、女刑事(柴崎コウ)との掛け合いも楽しく、過去に放映されたTVドラマの方も見てみたくなった。
posted by マダムS at 13:03| Comment(4) | 邦画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うふふ、ご覧になりましたか?
私も見ましたよっ!
実はテレビ連続ドラマを以前に見たんです。それで
福山雅治のファンになったので、久しぶりに、私も邦画を見た次第です・・・。
ロングランするだけあって、結構面白かったですよねぇ〜!
天才数学者対天才物理学者の推理対決。
そして、結構人間ドラマでしたね?

>実に日本人好みのオーソドックスな「犯罪もの」だと思った
まさに私も同感です!!
案外洋画物は、私たち、あこがれはあるもの、結構構えているのでは?と思うのだけど、日本人故、すーと入っていける気がします。

テレビドラマはもっと湯川博士のキャラクターが強調されていたように思いますが、映画では堤真一が福山雅治を食っていたと思いました。
堤真一はいつもならエネルギッシュなキャラクターが多い感じだけど、今回のよれよれの演技を見て、改めて彼の演技の幅を感じました。
素晴らしかったですねっ!!
Posted by 紫の上 at 2008年12月08日 22:12
★紫の上さん
おお〜〜 ご覧になっていらっしゃいましたか!
洋画好きの紫の上さんとしては珍しいですね〜♪
しかも、TVの方もチェック済みでいらしたとは!
私、日本のTVドラマには全く疎くて・・番宣とかも見てませんし、映画館で予告編みただけなんです。最初コメディっぽい予告編だったので「これも最近流行の漫画が原作?」と思った程度だったんですが、もうひとつ全然違うパターンのシリアスドラマ風の予告編を観て「あらっ」と思ったのですよ。

>日本人好み
やっぱりそう思われました?嬉しい〜 ハリウッドの刑事ものみたいに派手な銃撃戦とかカーチェイスもそれはそれで面白いですけど、日本のねっとりした風土(笑)に合った古き良き松本清張っぽい刑事もの思い出しちゃって。
あの湯川博士のキャラクターは面白いですよねん♪
始めは現代的なドライな男のようにみえて実は・・って所はTVとはちょっと違うんでしょうか?
見てみたいわ〜〜
Posted by マダムS at 2008年12月09日 11:45
2回見ましたよ〜

ドラマも見てたし、堤さんが出てるので、楽しみにしてました。
石神のイメージが、原作と違うというのが気になってましたが・・・。
東野ファンの知人は、先に原作を読んでたそうですが、堤さんで良かったと言ってました。

ストーリーそのものは、う〜んという感じはありますが、献身という言葉が、そういうことか・・・と思いました・・・それにしても、ああくるとは・・・

堤さんは、本当に上手いですね。二度見たのに、二度とも同じところで、ぞーっとし、同じところで、涙してしまいました。

ドラマでは、湯川が、事件というより、現象に興味を持ち、結果、事件解決に繋がる・・・という設定でしたが、映画では、友達のことで苦悩するなど、湯川の人間的な部分が見られましたね。
Posted by メル at 2008年12月10日 21:29
★メルさん
わ〜い 書き込み有難う〜♪ 2回も見たのっ!?さすがーー!
皆さん原作もTV版も良くご存じなんですね〜 私はまったく無知の状態で見たのでかえって良かったかも。 何も違和感なく見れました。 なるほど、湯川教授、今回はまさかの相手だったわけですものね・・クールではいられなかったのね?
>「献身」 
正に身を捧げる?なんだか切な過ぎる献身でした・・そこまでするかー(涙) 過去に何か余程のことがあったかと思ったんですが・・彼にとってはあの親娘がすべてだったんでしょう〜。 
堤さん上手いっ! パチパチパチ! 色々な表情が見れて良かったですわ。
Posted by マダムS at 2008年12月10日 22:41
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