2008年12月24日

『PARIS パリ』

この街が教えてくれる、一番大切なことぴかぴか(新しい)  ラストシーンが、美しい・・
パリ2
2008年フランス製作
監督・脚本/セドリック・クラピッシュ
撮影/クリストフ・ボカルヌ
イメージソング/キーン(Keane)「サムウェア・オンリー・ウィー・ノウ」
キャスト/ジュリエット・ビノシュ、ロマン・デュリス、ファブリス・ルキーニ、アルベール・デュポンテル 他
Bunkamuraル・シネマ20周年記念上映作品第1弾

パリ3 (あらすじ)心臓病で余命わずかと診断された元”ムーラン・ルージュ”のダンサー=ピエールは、パリのアパルトマンのベランダから 街を行き交う人々を毎日眺めては臓器提供者を待つ日々を過ごしている。 
ピエールを案じ同居を始めた姉のエリーズは、ソーシャルワーカーとして働くシングルマザー。 3人の幼子の育児や仕事に追われ、自らのロマンスなどすでに諦めたかのように身なりも構わずトゲトゲ・・。
この姉弟を中心に様々な階層・人種の人々の人生が交錯していく・・。
公式サイト

paris6.jpg 久々のロマン・デュリスとセドリック・クラピッシュ監督コンビ作品という事でずっと楽しみにしていたので頑張って渋谷遠征したが、その価値ありましたかわいい また、今年は日仏交流150周年にあたる年だと同時に、私にとっても正にプチ・フランス年でしたから、この作品で潔く今年の劇場鑑賞を締めくくろうと思うわーい(嬉しい顔)手(チョキ)

パリ4 人間とは傲慢な生き物で、自分が元気で何事も調子良く行っている時には、日常の何気ない出来事や季節の移ろい、住んでいる街の美しさなどその価値に気づかない。命も永遠だと思っているのに、その「命に限りがある」と気が付いたその瞬間からすべてが美しく価値ある物に見えるのかもしれない。
今年の2月に鑑賞した『潜水服は蝶の夢を見る』では、人気ファッション誌の編集長で飛ぶ鳥落とす勢いの主人公が正にそうだった。
ある日突然の脳梗塞で突然全身麻痺の体になってから感じる事。。

夕暮れのエッフェル塔 この作品には、それ以外にも色んな要素を含んでいる。 
横浜の伊勢佐木町あたりを歩いていると、いつの頃からかアジア各国・・少なくとも5ヶ国語位の言葉が耳に入って来る。 出稼ぎで横浜にやって来た様々な職業の人々だと思うけれど、彼らは堂々と大きな声でしゃべり、はしゃぎ、臆する事もなく見える・・少なくとも表面的には・・。 多国籍国家、移民の国、今やそれはアメリカだけではないとわかる。 陸続きのヨーロッパ同士なら当然だし、フランスは元占領国だったアフリカからも沢山の密入国者がやってくる。 劇中に登場するカメルーンの兄弟の逸話が示すように夢を抱いてやって来る。 彼らのその夢の先にはもしかしたら残酷な現実が待っているかもしれないけれど・・人間とは夢が無ければ生きていけないし、捨ててはいけないのだと気づかされる。
私も含めた多くの異邦人たちの目に映るパリの街は美しいし、ラストシーンでピエールの目に映るパリも輝いていたように・・。

★すっかり気に入ってしまったキーン(Keane)「サムウェア・オンリー・ウィー・ノウ」
Youtube画像でどうぞ! ↓


『Paris』Special Blog ロケ地紹介ページ
パレ・ロワイヤル庭園  ソルボンヌ  カタコンブ  ペール・ラシェール墓地  ローザン館  トルビアック地区  ランジス市場  ベルヴィル  サクレ・クール寺院
posted by マダムS at 09:40| Comment(10) | フランス映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
突然で申しわけありません。現在2008年の映画ベストテンを選ぶ企画「日本インターネット映画大賞」を開催中です。投票は1/15(木)締切です。ふるってご参加いただくようよろしくお願いいたします。
なお、日本インターネット映画大賞のURLはhttp://www.movieawards.jp/です。
Posted by 日本インターネット映画大賞 at 2008年12月24日 22:41
こんにちはー。ご無沙汰しちゃいました;
マダムは本作で今年の締めですか〜。
私も年内にまた見に行きたいなーと思ってましたが、かなり人気?先日は昼ごろには夕方の回まで完売しちゃってました。
映画祭で見ちゃったので細かいところはあやしいですけど;私にとっては踊るロマン君とファブリス・ルキーニのもんきーダンス?wが印象的でしたw

そして・・・今年もお世話になりました。また来年もどうぞよろしくお願いしますねん♪
Posted by シャーロット at 2008年12月27日 17:57
★日本インターネット大賞さま
お誘い有難うございます
検討の上、お返事させていただきます。
Posted by マダムS at 2008年12月28日 09:19
★シャーロットさん
はーい、こんにちは〜 こちらこそ!!
そうですねー 多分もう劇場鑑賞はこれで最後かと。
そっか、映画祭でご覧になっていらっさったんですよねっ!
うふふ。ロマン君のダンス、さまになってましたよね(^^)
ルキーニさんにはオドロキです!いつも変なオジサンだな〜とは思ってましたけど、あそこまでやるとは!!! 拍手!
こちらこそ〜来年もまたよろしくです♪
Posted by マダムS at 2008年12月28日 09:22
ボンジュール!
私も当然のことながら、フランス映画祭で観ましたのですよ。
六本木シネコンのでかスクリーンに映るパリの街はそれはステキでしたわ。
自分の足で歩くパリももちろんのこと、映画の中のパリもそれはもう大好きで。
年間ベストにもパリものはいくつかランクインする予定♪
本作がマダムの締め映画とはナイス・チョイスです!
ホント、クラピッシュ&デュリスコンビはよいですね。
もう一回観ちゃうかも。
よいお年を〜。
Posted by かえる at 2008年12月28日 10:24
★かえるさん
おおっ そうか〜!
かえるさんも映画祭でご覧になっていたのでしたっけ〜! そういえば伺ったかもですがすっかり忘れておりましたー(^^;)
前の人の頭でスクリーンが隠れるような映画館じゃなくって正解だったですよ〜(^^;)
今、もう一回いらっさるようでしたら、良い席選んで観てきて下さいねん♪
一年の締めくくりはやはりあまり殺伐としたものよりこういった暖かい気持ちになれるもので。。
良いお年を〜♪ 
Posted by マダムS at 2008年12月28日 16:13
こんばんは、マダム。
私は、今日観てきました。実は先週は、「ファニーゲームUSA」観たんですが、さすがに、あの映画で今年を締めくくるのは、まずい(笑)ですよね。
「パリ」といえば、私にとっても今年のトピックスのひとつでしたから、この映画は楽しみにしておりました。やはり、セドリック・クラピシュ監督は、こういうドラマが上手いですねぇ。演技のアンサンブルだけじゃなくて、映画としての見せ方が憎いです。カメルーンとかアラブといった要素もしっかり入っていて、そのうえで、パリの素晴らしさが伝わってきました。一番きれいだったのは、雪が降っているパリのシーン。やっぱり冬に行きたい!
エピソードのなかでは、ルキーニですね。身につまされる(?)と言いますか・・・。
それにしても、ヨーロッパ映画受難の一年の最後に、パリが主人公の、こんな素敵な映画を観ることができて、良かったです。「ル・シネマ」さん、もう、あなただけが頼みの綱です。来年もがんばってください!では、マダム、良いお年を!!
Posted by けんけん125 at 2008年12月29日 00:34
★けんけん125さん
こんにちは〜♪
「ファニーゲームUSA」は・・全然ノーチェックでしたが(そういうの多すぎ)きゃ〜〜ハネケですか?
今、トレーラー初めて観ました! うーん、そうですね・・これで〆るのは後味悪そう?(笑)

「パリ」 そうなんですよ、あの姉弟だけの話だけだったらつまらんかった(っていうのも変ですが)と思うんです。 人種の坩堝化しているパリの「今」をユーモアを散りばめながら見せていく手法が上手いですよね〜 私もカメルーン弟とパン屋のアラブ少女のエピソードが妙に心に残ってしまって・・。もちろんあのルキーニも今までで最高に可笑しくて切なかったですね。

けんけんさんにとっても、今年は「パリ」年でしたね〜♪ 本当!クリスマスシーズンにもう一回行きたいですっっ!!
お互い思い出深い年になって良かったですね(^^)
ル・シネマさんにはもうちょっと座席の段差をつけてもらって・・(笑;) 良質の映画を提供しつづけて頂きたいものですね♪ 
けんけんさんも 良いお年を!!
Posted by マダムS at 2008年12月29日 10:34
遅ればせながら見てきました。
観光地ばかりでなく素顔のパリ。そしてそこに暮らす人たちの想いも感じ取ることができました。
ラストのシーン。ぐっときますね。
Posted by Cartouche at 2009年01月25日 23:56
★Cartouche さん
おお!ご覧になりましたか!!
コメント有難うございます♪
そうですね、よそゆきのパリじゃなく普段着のパリ・・と言ったところでしょうか。
それでももしかしたらこの世で見る最後になるかもしれない景色がパリだなんて、やっぱり素敵と思うのは観光客だけじゃないんだ・・となんだか嬉しかったりして。
Posted by マダムS at 2009年01月26日 19:00
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