2009年08月10日

『評決』 『華麗なるギャツビー』

評決.jpg ギャツビー11.jpg 

暑い間は家でDVD鑑賞に限りまする・・。 

the-verdict_l.jpg 『評決』
製作年: 1982
製作国: アメリカ
監督 :シドニー・ルメット 
出演 :ポール・ニューマン シャーロット・ランプリング ジャック・ウォーデン ジェームズ・メイスン

 日本でもついに裁判員制度が始まりましたねぇ・・。元々”法廷もの”は好きでしたが、この時期見るにはちょうどタイムリーだったと思います。 監督は『十二人の怒れる男』('57)のシドニー・ルメット。 ある事件が元で理想を捨て転落したアル中の弁護士をポール・ニューマンが熱演。 教会が経営する大病院の医療ミスによって植物状態に陥った若い女性とその家族と関わったことで、再び自らの弁護士生命をかけて戦う男の物語です。 

評決2.jpg 被告となった病院の有名医師側についた大ダヌキ弁護士との法廷でのスリリングな争いはもちろん大きな見せ場ではあるんですが、女豹のごとき強烈な印象を残す謎の女=ランプリング(まだ若い!)との恋に落ちてしまう熟年(ほとんど初老だけど)ニューマンのセクシーさにもドキッとさせられました。
陪審員たちの評決はいかに? ラストの電話のシーンは、恋愛映画の名ラスト・シーンでは?いつまでも余韻が残ります。


ギャツビー6.jpg 『華麗なるギャツビー』
製作年: 1974
製作国: アメリカ
監督 :ジャック・クレイトン
脚本:フランシス・F・コッポラ 
出演 :ロバート・レッドフォード ミア・ファロー カレン・ブラック スコット・ウィルソン サム・ウォーターストン
 
 今年上半期の私のベスト・ムービー『ベンジャミン・バトン』の原作はとても短いSF短編だそうですが、その同じ原作者/スコット・フィッツジェラルドの長編「The Great Gatsby」の映画化作品。 世界大恐慌に陥る前の1920年代初頭アメリカ。第一次大戦後の好景気に沸き「金ぴか時代」「ジャズエイジ」などと呼ばれた"狂騒の20年代"。 一代で巨万の富を築いた大金持ち(ロックフェラーとか)のイメージでしょうか。ニューヨーク/ロングアイランドの富裕層が住む地域のとある富豪の大邸宅の隣に引っ越して来た”私”が、毎夜その邸宅の庭で開かれるパーティに正式に招待された夜。 身のこなしは優雅だがどこか謎めいた邸宅の主人ギャツビーと初めて出会う。 そして、親交が深まるうちになんと毎夜繰り広げられる豪華なパーティは、あるたった1人の女性を振り向かせるためにだけ開いていた事を徐々に知ることに。
  『華麗なるギャツビー』予告編動画
 
 ミアファロー.jpg 原作通りギャツビーの隣人である主人公の”私”の回想として語られてます。ギャツビーが運命の女性と再会した事で起こるその後の波紋と悲劇を繊細に描いており、「お金」に翻弄された2組の男女の悲しい恋愛劇と言えるでしょう。 過剰消費のみに走る事のむなしさを原作者自身も体現した人でしたし(ここの登場人物のような生活をし、アル中で死亡)。。

 どうみても甘えん坊で身勝手な女をミア・ファローが上手く演じてます。翻弄される男のレッドフォードはあまりに美しく完璧過ぎて、この男の純愛=センチメンタリズム度が薄まってしまいそう。
 
 まあなんと言っても特筆すべきはその時代に流行した女性の眩いファッション(男は額に大粒の汗かきながらも絶対スーツ!)がてんこ盛り! 更に車好きには恐らくため息ものと思われる黄色いロールスロイスなど貴重な当時の車がバンバン登場し、当時の時代を感じるにはもってこいの映画。Youtubeのトレーラーで少しその雰囲気だけでも味わって下さいませ↑
 でも多分原作はもっと詩的で文学的なんだろうなぁ〜と言う事で・・村上春樹訳の原作本も現在読んでいる途中ー。
 
ギャツビー本.jpgギャツビー2.jpg

★バズ・ラーマン監督で再映画化の情報も!→コチラ
実現するならキャストも楽しみですねぴかぴか(新しい)

★原作者のフィッツジェラルドの奔放な私生活を描いた映画も、妻役キーラ・ナイトレイで話があるみたい→コチラ

この記事へのコメント
マダム、お久しぶりです〜(^^ゞ
今年は冷夏でしたね、でもやはり暑い日もあったし、結局例年通り、だらりんこと過ごしてしまいました。
マダムもお元気ですか?
映画も、余り観ていないのですが、暑気払いに「24」と「プリズン・ブレイク4」を観て過ごしました。(笑)

懐かしい映画のエントリーですね。
ちょっと前にロシアのミハルコフ監督の「12人の怒れる男」を観て、オリジナルのルメット作品も見比べたのですが、その時この「評決」も再見しようかな〜と思ったんですよ。(でも、まだ観ていませんが^^;)
そしてギャッツビー、マダムの感想が全てを語り尽くしていますね。
密林で、ある本を購入したら しつこくスコット・フィッツジェラルドの本を薦められています。(笑)
何が引っ掛かったんだろう??^^;
村上さんの翻訳本を読まれているのですね、感想を聞かせて頂きたいな〜〜♪

遅くなりましたが、松方さんとヴァベットさん、ありがとうございました!
お陰さまで堪能することが出来ました。
カオスさんもOKなので、近々・・。
本当にありがとうございました(^^ゞ
Posted by カポ at 2009年09月01日 01:53
★カポさん
コンニチワ〜♪
こちらこそご無沙汰で・・(^^;) やっぱり冷夏でしょか?私にとっては十分暑かった、いやまだ暑くて・・(^^;)
「プリズン〜」も止まったままですぅ〜ファイナルシーズンは多分半額になったらになりそう(苦笑)
カポさんのとこで「12人の〜」感想拝見してまもなくだったかなぁ〜NHKの「〜語る」でP・ニューマンの回の放送を偶然見かけまして、その時紹介されてたのが、ランプリングを思いっきりひっぱたくこの映画だったんです。良い機会だと思って借りて観ました。もうニューマンは結構な歳になってからのですけど、やっぱりなんとも言えない男の色気に参りましたです。
「ギャツビー」は この夏一番はまりました!本も読了しましたし、TVドラマ版のギャツビーも観ましていつか感想纏めてみたいんですが・・。わはは。密林はほんと商売上手というかなんというか・・?
カオスさん!お手数かけますが、よろしくお願い致します♪
Posted by マダムS at 2009年09月01日 08:33
"華麗なるギャツビ-"懐かしい映画です!ずっと前、映画館で観ました。ロバート・レッドフォードのファンでしたから。最初、何が言いたいのか分かりませんでした。進んでいくうちに驚きました。そこまで想い続けるの?それなのにあの悲しい結末!私も原作を読んでみたくなりました。
Posted by raindaymorning at 2009年10月31日 16:44
★raindaymorning さん
こちらにもコメント有難うございます♪
わぁ〜映画館で御覧になったのですか!?羨ましいです!!
ロバート・レッドフォードのファンでいらしたとは、もしかして同じ世代でしょうか?うふふ。
そうなんですよね、男の一途な愛とあの結末は切な過ぎます(TT)
原作も是非! 

Posted by マダムS at 2009年11月04日 00:05
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/125427774

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。