2004年10月29日

『モーターサイクル・ダイアリーズ』

gebara.jpg
2003年イギリス・アメリカ
監督:ウォルター・サレス
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル/ロドリゴ・デ・ラ・セルナ/ミア・マエストロ

若き日のチェ・ゲバラの南米冒険旅行記です。川崎に来たのでやっと見て来ました。

1952年、エルネスト・ゲバラ・デ・ラ・セルナ(ガエル・ガルシア・ベルナル)は23歳の医学生。
学業もほぼ修了というところまできた彼は、ブエノス・アイレスにある自宅を出てバイク旅行に出発する。旅の相棒は兄の同級生で先輩格の生化学者アルベルト・グラナード(ロドリゴ・デ・ラ・セルナ)、ラ・ポデロサ("怪力"の意味)という、愛称は楽天的だが癇癪持ちのおんぼろバイクにまたがった二人は南米大陸縦断を実現すべく旅立った! 「息子に何かあったらただじゃおかない!」と叫ぶママ、息子を眩しそうに見つめ「私が若かったらお前と同じ事をしていた」と肩をたたくパパ、そして暫しの別れを惜しむ兄弟達・・大きな愛情で一杯に包まれた家族に見送られて・・・。

観終わった後、「このような旅をしてみたい!」 30年若かったら!! 彼らの若さと冒険心に嫉妬すら覚えたのは私だけだろうか? 生まれ変われるなら次回は男になりたいっ!(笑)
この二人の青年達の実にイキイキした冒険旅行・・あらゆるものに心動かされ、後の人生の原点となる精神が養われていく過程を優しい目で描いている。 
ゲバラと言ったら、あの超有名なヒゲの顔の写真と”キューバ革命の立役者”だと言う事しか知らなかった私だが・・彼がどれだけ家族や周りの人々から愛される人柄だったか、そしてまた彼自身も大きな愛で貧困や差別に喘ぐ人々を包んだかを知ることが出来た。
旅の途中でインターン生活を送る「ハンセン氏病患者」の施設でのエピソードもとても感動を覚えた。
ゲバラを演じる ガエル君のキラキラとした瞳にも感動。
音痴でダンスも踊れない・・お茶目な青年を生き生きと演じている。なんてぴったりなんでしょう!!!! 音楽も良いです♪ ラテン系のリズムが心地良く旅の気分を満たしてくれるし、数々のおバカな事件やエピソードも ユーモアと愛情ある眼差しで彼らを描いている手腕はさすが、「セントラル・ステーション」の監督だと思った。
キューバの後、各地で不当に虐げられた人々の為に革命の指導をし、アフリカで39歳の若さで銃殺されたゲバラを思うと、胸が痛む。 なぜなら すっかり若き日の彼に私は恋してしまったから・・

カンヌ映画祭でも絶賛され、グランプリ候補の筆頭に上がっていましたが、「オールド・ボーイ」に結果的に持っていかれたようです(^^;)
posted by マダムS at 08:20| Comment(5) | TrackBack(1) | 中南米映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
スカーレットさん、こんばんは♪〜
なかなか良い作品でしたよね。
キューバの革命家でお髭のゲバラ、アメリカのCIAによって暗殺された事しか知りませんでしたから、
若かりし頃の彼の人柄を知ることができて良かったです。
感想は同じです。
後半のガルシア君の顔、だんだんゲバラに似ていったと思いませんでしたか?
ラテン系の音楽って、元気がでるなぁと思いました。

Posted by Doll洋 at 2004年10月29日 21:36
こんばんわー。
スカさんもかなり感動したみたいですね。
ゲバラって,真摯でまじめで,ほんとうの愛を知っている人だったのですね。うっすらとしか知らなかったゲバラの人となりは感動でした。
ガエル君もゲバラが凄く好きだそうです。
だからこそ,力が入っているように見えましたね。

Posted by いら at 2004年10月29日 21:50
>Doll洋さん
感想読みに来て下さったのね^^ありがとう〜♪
文章力がなくて上手く表現出来ないけれど・・
やっぱりエルネストの純粋さと優しさに感動したのかもしれません。。撮影はゲバラ達が通ったルートをそのまま通りながら時間順に撮影していったようなので、余計に役者サン達にも魂が乗り移ったのかもしれませんね〜確かにガエル君!本人がそのままそこにいるのではと思えるほどすっかり似てましたね^^

>いらさん
いらさんの感想を観て、是非観に行かなくてはと思ったのですよ^^
そうそう・・ゲバラはいい意味でお坊ちゃん育ちなのかもと思いました。家族に愛されてすくすくと育った人はやはり愛情深い人になるんですねえ・・それプラス・・好奇心と世の中の不正を黙って見ていられない強い正義感・・今の若い人が忘れてしまった大切な物を全部持っているような人なんじゃないかしらね。 映画が終る頃には私もすっかり彼を大好きになってました。
P.S 原作も只今読んでる途中〜
Posted by スカーレット at 2004年10月30日 00:46
スカさんこんにちは
昨日やっとみてきました。恵比寿だったのですがあいかわらずすごい人気でしたね。ゲバラ氏についてはほとんどしらなかったけど、彼の若きしころの意外な素顔を垣間見られてよかったです。彼はとても純粋でありのままの世界をみつめ情熱的な人をだったんですねぇ。私も彼のような生き方にすっかり魅了されました。
そしてガエルくんよかったですわ。キラキラした瞳がとてもすてきでしたし、ゲバラ役はまさにはまり役でした♪
Posted by らん at 2004年11月01日 09:30
>らんさん
恵比寿まだ混んでましたか〜〜! お疲れさまでした!
そうね〜純粋でウソをつけない真っ直ぐな性格・・
弱い者に優しく、人を平等に扱わない人には怒りまくる!
そんな所が みんなから愛されたんですね〜〜
ガエル君、いいよね〜 成長が楽しみです♪
Posted by スカーレット at 2004年11月01日 20:04
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Excerpt: 「フーセル」というのは,激しい心という意味らしい。 友人アルベルトのつけたチェのあだ名だ。 あだ名どうりチェ・ゲバラは 激しくも極上の優しい心を持った男だった。 1952年。喘息持ちの23歳の医学..
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Tracked: 2004-10-29 21:41
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