2006年09月13日

『トリノ、24時からの恋人たち』

「場所こそ登場人物以上に物語を語ることがある」
こんな素敵な”映画博物館”がトリノにあったんですね〜ハートたち(複数ハート)
映画が大好きなすべての人へ!! イタリアから愛をこめて♪
トリノ3.jpg

『トリノ、24時からの恋人たち』2004年イタリア
(原題:Dopo mezzanotte)
脚本/監督/製作:ダヴィデ・フェラーリオ
出演:ジョルジョ・パゾッティ、フランチェスカ・イナウディ、ファビオ・トロイアーノ、シルビア・オルランド
2005年ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞最優秀視覚効果賞受賞
公式サイト

トリノ2.jpg<Story>**************************
シネマ・ミュージアムで夜警をしているマルティーノは孤独で夢想癖がある。ハンバーガーショップで働くアマンダは今の生活に不満だらけ。その恋人のアンジェロは、強引で男性的な魅力にあふれているが、仕事は車泥棒。ある真夜中、店でトラブルを起こしたアマンダは、映画博物館に逃げ込み、マルティーノに匿われることに。映画と共に生きているマルティーノの日常に飛び込んできた現実の女性。こうしてトリノの片隅で暮らす対照的な男二人と一人の女が出会い、ちょっと複雑で不思議な関係が生まれていく。
(JTB/HPより)
**************************************
トリノ風景.jpgいや〜ん、これ素敵な映画でした♪
トリノというと必ず出てくるこの風景の(オリンピックの時にも紹介されました?)中心に見える教会風の建物・・
モーレ・アントネリアーナ
これ、内部は国立シネマ・ミュージアムとして機能しているとは!知りませんでした。 
映画の父リュミエール兄弟(フランス)の作品からハリウッド作品まで、古今東西の映画のフィルムや資料、セットが数々の仕掛けたっぷりに展示されているらしいです。行ってみたいじゃありませんかー!?もう一つ、こちらでも詳しく紹介されてます。

タイトル通り、主な登場人物3人が”生息”するのは真夜中過ぎなので、博物館(モーレ・アントネッリアーナ)の塔の円蓋に映し出されるフィナボッチ数列(「ダヴィンチ・コード」でも出てきましたよねぇ?)のネオンなど町中が幻想的な雰囲気。そして映画好きにはたまらない博物館の中の数々の仕掛けなどなど、この博物館そのものにも大感動ですが、その十分魅力あり過ぎな舞台の中で繰り広げられる ちょっと切ない”男女3人恋物語”に鑑賞後も余韻が残りまくり・・

3人共けっしてお洒落とは言えない職業。 特に車泥棒のチンピラ君など決して褒められた生き方じゃないけど、何故か憎めない奴なんですよね。 
だから悲しいラストに胸がキュンとなってしまう。

それからなんといってもこの映画のもう一つの最大の見所は、3人の関係や人物設定や台詞や行動も 実は色んな映画のパロディーというかオマージュを捧げる形になっているらしいのですが、前知識無し鑑賞で全部わかったら貴方は相当な映画通! 
私はパンフを買って後から「なるほど〜」組でございます(笑)


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posted by マダムS at 22:02| Comment(15) | TrackBack(12) | イタリア映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは〜。
私もパンフで「なるほど組」ですー。笑
色んなシーンに色んな映画がたくさん垣間見れるのでしょうね。
無知な私・・・
それにしてもホント、こんな博物館に住んでみれるものなら住んでみたいですよね。
アンジェロって結局天使になりきれず飛べなかったという事??笑

Posted by charlotte at 2006年09月14日 00:22
賂 charlotteさん
こんばんは〜♪
ね、ね、こんな博物館で住めたら最高ですよね〜毎晩毎晩好きなフィルム観て浸っていたいわぁ〜
「突然炎のごとく」もう一回観ちゃいましたよ〜なるほどな〜でした。
アンジェロ、やっぱりああいう稼業ですからね〜でもなんだか憎めないキャラで・・可哀相になっちゃったわね〜最後は彼女の為を思っての行動したからきっと天国へ行ったと思いたいですわ。
Posted by マダムS at 2006年09月14日 20:13
折角ステキな映画なのに、挿入部分が多すぎたのか?音楽が好きではなかったからか?映画に入り込めませんでした。残念。トリノが映画の発祥であったことも博物館のことも知らずに見てしまったせいもあるかもしれません。あ。パンフも買うべきでしたね。。
Posted by Cartouche at 2006年09月14日 21:59
賂Cartouche さん
こんにちは〜♪
トラコメ有難うございます!
そうですね〜これは雰囲気を楽しむ映画かもしれません・・場所の魅力と登場人物たちをかつての名画の主人公たちに重ねる楽しみですね〜加えて無声映画の頃のあの雰囲気を楽しんで観てしまいました。
音楽は私も映画にとって大切な一部だと思ってますので好みでないとその作品そのものも好きになれないっていう気持ちは凄くよくわかりますよ〜
Posted by マダムS at 2006年09月15日 09:09
いやぁ〜、マダムは月曜日でしたか。
私は火曜日だったけど、マダムが来られているかな?と思ってキョロ、キョロしていましたよっ!
いやぁ〜、この映画は映画ファンなら、ため息ものですよねっ♪
トリノの夜や博物館などの映像が幻想的で、甘美な感じがとっても素敵でした!!
あの仕掛けも玉手箱のようで、ビックリと共に楽しかったです!!
監督のこの映画に対する愛情がとっても感じられた作品でした。
それにサイレント映画も良いなぁ〜と改めて感じました。
私は今回はなぜだか、パンフを購入しなかったので、マダムの感想を読んで、後悔しております(^^;
あ、私も「突然炎のごとく」見なくては〜〜。
アンジェロ、私も憎めないです!
Posted by 紫の上 at 2006年09月15日 17:59
賂 紫の上さん
火曜にいらしたんですね〜!?
一日違いでしたね^^
ほんとに玉手箱のような博物館で、もうそれだけで嬉しくなったしまいましたよねえ〜♪ 監督の愛情は映画にもそれぞれの登場人物にも注がれていたのを感じました。
サイレント映画、ちょっと見直したいですよねぇ! マルティーノが心酔していたバスター・キートンの映画は随分前にTVで見た事があったっきりですので、なんとかもう一度ちゃんと観て見たいです。どこかで特集上映でもしてくれるといいんですが〜。 
パンフはですね、映画が気に入ったので思わず買ってしまいました♪ 監督のインタビューや解説、採録シナリオなど掲載されてましたよ^^
Posted by マダムS at 2006年09月15日 20:15
こんにちは。

パソコンのない環境にいたため
お返事遅れました。
そのパンフは興味ありますね。
採録シナリオは
ぼくは、パンフを買うかどうかの分かれ目にしています。

またあとでTBにお伺いに来ます。
よろしくお願いします。
Posted by えい at 2006年09月18日 14:20
ぼなせーら。
ルシネマはかなりすいていて寂しい限りでしたが、私はとってもこの映画を気に入りましたー。同じく、トリノがこんなに魅力的な街だなんて知らなかったですー。このシネマ・ミュージアムに行ってみたいっす。きゃあ、あと、どんな映画へのオマージュがあったんでしょうー。夜明けの青みがとても素敵でした。
Posted by かえる at 2006年09月18日 14:36
賂 えいさん 
こんにちは♪
コメント有難うございます!
採録シナリオは もう一度細かいところを確認するのにも役に立ちますよね^^もちろんお気に入りのシーンが蘇ってくる楽しみも。 これは美しい映像を繰り返し観ていたい欲求をも満たしてくれました。
TBもお待ちしております。


賂 かえるさん
ぼなせ〜ら♪
空いてましたか?やっぱり・・
ちょっとル・シネマのお客層というより、シネマライズとか?の雰囲気だと思うのですよね〜もっと沢山の映画ファンに観てもらいたいです♪
ですよね〜トリノ!知りませんでしたよねこんな素敵な街とは。 「輝ける青春」では”赤い旅団”の本拠地でしたし(苦笑)
>あと、どんな映画へのオマージュがあったんでしょう
かえるさんがもうほとんどレビューで揚げていらっしゃるとおりですが、パンフによると「突然炎のごとく」「勝手にしやがれ」それから、私観てないんですけど「ストレンジャー・ザン・パラダイス」。
サイレント時代のバスター・キートンの「スケアクロウ」「マイホーム」、リュミエール兄弟の「列車の到着」、ジョヴァンニ・パストローネの「火」はそのシーンが頻繁に挿入されてるそうですが、知らない私にはどれかわからないですーー
これらをちゃんと鑑賞してから、もう一度再見したいですねーー♪
Posted by マダムS at 2006年09月18日 18:11
いやーん、私がまさに好きなタイプの映画です〜。映像も綺麗そう。

これまであんまりイタリア映画を積極的にチェックしてなかったのですが、いろいろいいのがありますねぇ、イタリア。

Dopo Mezzanotteというタイトルになんとなく見覚えがあるということは、フランスではとっくに公開になったんだろうな・・・。
Posted by nouilles-sautees at 2006年09月18日 18:56
賂nouilles-sautees さん
ぼんじゅ〜♪
は〜い、素敵な映画でしたよ〜〜
これって2004年製作で、イタリアでは若者中心に大ヒットしたそうですので、そちらの方でももうかなり前に上映されてた可能性はありますねーー
日本でも”去年”のイタリア映画祭(5月の連休開催)で掛かったものを今頃やっと!一般公開ですぅ〜!
フランス映画も素敵ですけど、イタリア映画もいいですよーー 是非チェックをば!♪
Posted by マダムS at 2006年09月19日 08:26
ぼんそわ〜♪
TB返し&コメント、ありがとうございました!
この映画の最大の見どころは、なんと言っても
国立シネマ・ミュージアム!ですよね。
トリノにこんなステキな博物館があるとは、
全然知りませんでした。
映画ファンとしては不覚でしたっ!!
閉館後の夜、マルティーノが博物館を独り占め!
自分のためだけの上映会を開いていたのは、
なんとも贅沢で羨ましかったです!
Posted by 伽羅 at 2006年11月05日 02:00
賂伽羅 さん
こちらこそ有難う〜そちらの素敵な写真にうっとりさせて頂きましたよ(^^)v
ほんとですね〜知ってたら足を伸ばしてトリノも行ってみたかった・・といっても無理ですが・・。
映画ファンにはなんとも贅沢な職場ですわね^^羨まし過ぎるっ!
Posted by マダムS at 2006年11月05日 10:28
レンタルで見ました。DVDに役者さんのプロフィールが出ていたのですが、マルティーノ役の俳優さんは、変わった経歴の方なのね。
贅肉のない筋肉しっかりの上半身のわけがわかりました。顔も私好み。(ラテン系男に好みの顔が多い私)
マルティーノが無口な役なので、無声映画のようでしたね。ナレーションが弁士のようにも思えました。
監督にサインをもらう前に、鑑賞しておけばよかったですわ。
Posted by MACHI at 2007年07月08日 14:15
★MACHIさん
そうそう! ジョルジョ・パゾッティは北京の体育大学出なんですよね! この役柄からはちょっと想像出来ませんよね〜 でも私もラテン系好みなんで・・うふふ。
監督はとってもきさくな方でしたよねぇ・・私のお願いを聞いて新作作ってくれないかな〜〜(笑)
Posted by マダムS at 2007年07月08日 21:16
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