2007年05月03日

『新世界』〜イタリア映画祭2007A

(原題:Nuovomondo)2006年
新世界.jpg
監督 : エマヌエーレ・クリアレーゼ 『グラツィアの島』('03)
出演 : シャルロット・ゲンズブール、ヴィンチェンツォ・アマート

昨年のヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞受賞、本年アカデミー賞のイタリア代表となった作品。
<Story>***********************
20世紀初頭にシチリアのアグリジェントから移民船でアメリカに向かう一家族を中心に、その希望と絶望をタヴィアーニ兄弟の初期作品を思わせる幻想的タッチで描く(公式サイトより)********************************
新世界2.jpg前作を観ていないので、この監督のタッチを知らずに鑑賞(すいません!ダヴィアーニ兄弟作品も未見;)。 この風変わりなアプローチに魅せられてしまった。。 まったく悲惨な移民船での旅、そこでなんとか生き残ってアメリカに上陸してからも入国審査で淘汰されていく人々・・。 貧困にあえぐシチリア島民にとっての”アメリカ”は乳の川が流れ、巨大な野菜が生る夢の国だったはずなのに彼らの体験はあまりにも悲惨なのだけれど、何故かコミカルでファンタジック。 出港や入港のシーンなど、私達が今まで数多くの映画で見てきたどれとも違った映像表現が新鮮でオドロキ。 日に焼けて深い皺が刻まれた農民でしか有り得ない老いた母親が最後に下す決断には納得してしまう力があった。   
posted by マダムS at 12:49| Comment(6) | TrackBack(2) | イタリア映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
見る前は、正統的な移民の物語かしら?と思ったけど、風変わりなアプローチの作品でしたねぇ〜。
最初は意味が分からなくて、度肝を抜かれたです。
でも、音楽の使い方が、非常に効果的でしたよねっ。
最初は音楽なしで、自然の音だけでした。鳥の鳴き声とか・・・。
でも、あの船上で突然音楽が鳴り響いて、
思わず、どきり!
そこから一気に気持ちが移入していきました。
とても重要な時に音楽がありました。
アメリカに着いては、いかにもアメリカらしい音楽。
あと、今まで知らなかったけど、あれほど入国するのが厳しい事に驚きました。
でも、さすが?イタリア映画、厳しい現実を描いてあるけど、コミカルで、ファンタジックだと私も同じく思いました。
Posted by 紫の上 at 2007年05月03日 23:11
★紫の上さん
コメント有難うございますー♪
そうなんですよ、私も今まで観てきたような移民の物語を想像していたものですから、とても新鮮に感じましたね〜
出航するまでが長かったですね!(笑) ヤレヤレ・・やっと出発と思ったら、航海はもっと大変で、到着したらまたまたもっと大変でと・・笑  当時の移民たちのご苦労が偲ばれましたね。
あのお母さんのプライドの高さも愛おしかったです。
Posted by マダムS at 2007年05月03日 23:53
私もこの監督の作品は初めてだったので、これはいい発見をしたな〜と思いました。監督は来日されたのでしょうか?

私がパリの試写会に行ったときにはシャルロットと共に監督が来ていて、ほんとは最初の挨拶だけの予定だったのに、試写後に監督たっての希望で討論会も急遽行われました。会場で手を挙げた人にシチリア人が多くてこれまたびっくりしたんですけど。

監督自身、移民の苦労などを語っておられてとても興味深かったんですが、私はもう時間が遅かったので残念ながら途中で帰らざるをえず・・・。

監督の次回作も期待ですね。
Posted by nouilles-sautees at 2007年05月05日 06:35
★nouilles-sauteesさん
残念ながらこの作品に関する俳優さん、監督さんはどなたも来日されなかったんですよ。。いらしたのは一般劇場公開が決まってる作品の監督(笑)プロモーションも兼ねていたんでしょうね。
試写会でご覧になったのでしたよね〜!しかもゲンズブールにも会えて良かったですよね^^ 討論会!って凄いですね!? シチリア人の方がどんな質問をされたのか聞いてみたかったですぅ。
次回作も期待しちゃいます♪
Posted by マダムS at 2007年05月05日 09:48
こんばんは。
>出港や入港のシーンなど、私達が今まで数多くの映画で見てきたどれとも違った映像表現が新鮮でオドロキ。
そうでしたよね〜。私もうまく説明できなくて「日本画みたい」とか書いたのですが、本当に独特の映像でしたよね。魅力ありました。
そして私もあのお母様にすごく心揺さぶられました。あの少年(聾唖だったの??)もよかったですよね。
Posted by わかば at 2007年05月08日 22:40
★わかばさん
そうなんですよね〜 私も上手く説明出来なくて(^^;)文章力ないので・・
とっても新鮮に見えましたよね!?
いかにも田舎にいそうでいていなそうな?(笑)プライドをしっかと持ったお母さんも魅力的でした♪ あの少年にも「あっ」って驚きましたよねぇ!? そちらに伺います。
Posted by マダムS at 2007年05月09日 12:29
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《新世界》
Excerpt: 《新世界》(エマヌエーレ・クリアレーゼ監督)を見た(イタリア映画祭2007)。
Weblog: イタリアに好奇心
Tracked: 2007-05-03 22:30

新世界(イタリア映画祭2007にて鑑賞)
Excerpt: 新世界 (2006年) エマヌエーレ・クリアレーゼ監督 イタリア映画祭2007にて鑑賞(日本公開予定なし、2007年5月時点)  幻想的にしてリアル。独特の映像スタイルにひきこまれる。 何の前..
Weblog: working title -annex-
Tracked: 2007-05-08 22:37
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