2007年06月10日

『4分間のピアニスト』〜ドイツ映画祭2007にて

(原題:Vier Minuten)2006年ドイツ
4分間4.jpg今年のドイツアカデミー賞で、下馬評の高かった『パフューム』を押さえ、見事最優秀作品賞、主演女優賞を受賞した話題作を、秋の日本一般公開に先駆けてドイツ映画祭で鑑賞する事が出来ましたexclamation
公式サイト

監督:クリス・クラウス
出演:モニカ・ブライブトロイ(クリューガー)、ハンナー・ヘルツシュプルング(ジェニー)

<Story>****ピアノ教師として刑務所にやってきたクリューガーは、問題児とされている少女・ジェニーが机を鍵盤がわりに無心に指を動かす姿を見つける。愛に裏切られ続け、過ちをおかしたジェニーの類いまれなる才能を見抜いたクリューガーは、それを開花させることこそが、残り少ない自分の人生の使命だと考え、所長を説得して特別レッスンを始める。その日から、全く違う世界に生きていた2つの魂のぶつかり合いが始まった・・。
(銀座シネスイッチ公式ページより)************************

vier-minuten3.jpg原題も英題も「4分間」。 刑務所に収監されている受刑者が手錠をはずしていられる時間?だと思うのですが(もう一回調査必要)、「〜のピアニスト」は日本がつけた邦題です・・ま、いっか。 これから夏ー!という騒がしいこの時期より、ちょっと落ち着いた”秋”での公開にぴったり合う作品だと思います。 

vier-minuten2.jpg手が付けられないほど粗暴な少女と過去にわけありなピアノ教師の出会い・・。 お互いあまりにも辛すぎる体験がある為になかなか他人には心を開かない二人が、ピアノのレッスンをきっかけに大きな痛みを伴い、傷つけ合いながらも打ち解けていく様は壮絶でしたが、実際人と人が”本気で付き合う”というのはそういうものかもしれません。 周囲からの横槍もキチンと用意されていてなかなかスンナリとは行かないストーリーでした。

4分間6.jpg先頃日本でも話題になった同じドイツ映画の『善き人のためのソナタ』は私も大好きな素晴しい作品でしたが、「ソナタ」と付くワリにはドラマ部分重視でピアノ演奏部分が少なかった事にちょっと不満だったり(ワガママです)しましたが、こちらは少女の天才ぶりを示す為にも必要なのか、演奏部分もかなり力を入れてくれていて楽しめました! 
驚きの演奏テクニックなども披露してくれます。

vier-minuten4.jpg多分、音楽に造詣の深い方ならクラシックの名曲や、ジャズやロックの斬新な?アレンジも楽しめるのではないでしょうか! 演じた女優さんも大したものだと思いますがく〜(落胆した顔) クリューガー(先生の方)が師事していたと語られるのも確か実在の著名な音楽家の名前だったような・・。
モーリッツ.jpgそのクリューガー役を演じたモニカ・ブライブトロイ(写真上)は、今作品でドイツ映画祭主演女優賞に輝いたのですが、実は調べてみましたら!にゃにゃんと!最近売れっ子(「ラン・ローラ・ラン」「es」「素粒子」など)の男優=モーリッツ・ブライブトロイ(写真左)君のお母様でありましたーがく〜(落胆した顔) 親子揃って大活躍!! 
そう言われてみれば似てますよねぇ♪

ドイツ映画祭20073.jpg来日し、映画祭の舞台挨拶に登場したピアニスト役のハンナー・ヘルツシュプルングちゃんは、映画の中のすさんで荒くれたヒロインとは180度違った印象の可愛らしいお嬢さんで驚き。さすが女優さんですよね〜〜
(写真撮影は紫の上さん)

ラベル:ドイツ映画祭
posted by マダムS at 10:59| Comment(7) | TrackBack(0) | ドイツ映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あ、記事がアップされましたねっ!
こういう作品は感想を書くのは大変ですよねぇ〜。私自身まだまとまっていません〜(^^;
本当、作品の中での粗暴なヒロインと違って、実際のハンナちゃんは可愛いお嬢さんでしたねぇ〜。さすが女優さん!
私の写した彼女の写真、載せてくださって、有り難う〜。嬉しいです♪
この写真撮影の後に、↑のちらしにサインをしてもらいました。ブルーの上だったので、見づらいですが・・・。
本当に衝撃的な作品でしたねっ。
あの驚きの演奏テクニックを見た後、言葉も
でなかったです。内容もさることながら、この演奏を見るだけでも、十分価値があると思いました。素晴らしいです〜!!
本当に人と人が“本気でつきあう”ということはこういう事かもしれませんねぇ〜。
こういう究極の魂と魂とのぶつかり合いの作品は、
見る私たちも本気で見ないといけないと思いました。
ピアノ演奏も十分に聞かせてくれて、色々な面で満足させてくれた作品でした。
Posted by 紫の上 at 2007年06月11日 23:56
★紫の上さん
こんにちは〜 コメントいつも有難うございます!!
紫の上さんとは観る映画の傾向がとって〜も似ているので、劇場でばったり!「あらまあ!」というのが多くて嬉しいですわ(^^)v
写真も送って下さって有難うございます!
早速使わせて頂きました♪ スペースが限られているので一枚だけで申し訳ありません〜(^^;)サインも貰えたのですねー!良かったですねえ♪
二人のぶつかり合いは凄かったですねー
ピアノを弾く同じ「手」で凄まじい暴力が・・普通だったら天才なんですから保険でも掛けたいところだけれども・・。
もう一回じっくり観たいです。
Posted by マダムS at 2007年06月12日 08:17
ドイツ映画祭・・・ドイツ映画はほとんど観ないながら、何か観たものはあるだろうかと映画祭のサイトも覗いてみましたが、1作品以外は全然心当たりありませんでした・・・。唯一、これは公開してたなと思い当たるものも私自身は観ていませんし・・・。

「4分間」、これは観たい映画です。
モニカ・ブライブトロイちゃんというのはモーリッツ君の妹さんか何かでしょうか?
Posted by nouilles-sautees at 2007年06月13日 22:44
★nouilles-sautees さん
ひゃひゃひゃ〜〜
nouilles-sautees さんのギモンに私も気になって調べてみましたら!!な、なんと!モニカさん(オバアサン先生の方です(爆))は モーリッツ君のお母様でした! 俳優夫婦の息子のようですね。
記事の方にも早速追記しておきました♪
昨年息子がベルリンで、今年母親がドイツ映画祭でそれぞれ主演俳優賞を受賞したことになりますねー!
お蔭様でそんな事まで解りましたわ!有難うございました。
ドイツ映画は最近日本では良作が入ってきてますね。配給会社も良く選んでるなーって感じします(^^)
これも是非そちらでもご覧になれると良いですねん♪
Posted by マダムS at 2007年06月13日 23:54
ぷはっ、オバアサン先生のほうでしたか・・・。私はてっきりお嬢ちゃんの方かと思ってました。ハンナーちゃんの写真を見て、妹か?とつい期待しちゃったもので失礼しました(名前で気付けよ、なんですけどね)。

それにしてもモーリッツ君のお母さまも女優だったとは!へええ〜ですわ。
こちらこそ勉強になりました。ありがとうございました。

ところで前回書き忘れたんですが、「〜のピアニスト」、こう付ければやっぱり興行成績が違うんですかね?「プリティ・ウーマン」→「プリティ・ブライド」とか、ありましたね・・・。
Posted by nouilles-sautees at 2007年06月14日 21:06
こんにちは。
ドイツ映画は好きなので、行きたいな〜と思いつつ、でもドイツ語分らないしとか良く分らないことをいってぐずぐずしてるうちに、いけないままです。(涙

この映画も秋の公開までおとなしく待ちますです。

>ところで前回書き忘れたんですが、「〜のピアニスト」、

横レスですみません、「真夜中のピアニスト」のタイトル問題でnouilles-sauteesさんに拙ブログにコメントいただいたんですよね〜
フランス語の意味を教えていただきました。ありがとうございました。(ごめんなさい、なんか懐かしくて、こちらでつい書いてしまいました・・・)
ほんとに、邦題つける人って、こう書けばたくさんの人が見ると思っているのかなあ・・・

Posted by jester at 2007年06月14日 22:06
★nouilles-sautees さん
いえいえ、こちらこそ!です♪
「〜のピアニスト」は、聞いた時に「またかい?」とつい思っちゃいましたけど、当った映画のタイトルの一部がそのまま一時期これでもかってつける風潮(その昔「愛の」とか「恋の」が流行ったり)ってありますよね〜「真夜中〜」の時にもあちこちで語られましたね〜懐かしい・・。そだそだ・・「4分間」の意味をもう一度確認せねば・・(^^;)

★jesterさん
ドイツ映画祭はあまり宣伝されてませんし、一般の方には馴染み薄いというか、そんなん知らないという方が多いと思います。私も昨年からですし〜。
秋に公開されたら是非ご覧下さいませね(^^)感想お待ちしております〜♪
キャッチコピーもですが、タイトルつけるのって難しいでしょうね〜 日本の場合、題名に映画の内容まで織り込むのが伝統っぽいですから、注目して貰えるかどうか、その数文字の中にその映画の命運がかかっちゃってますからねん・・「4分間」だけでは??となってしまうのかも(笑)
Posted by マダムS at 2007年06月15日 10:41
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