2007年07月29日

BSアラン・ドロン特集ーC 『冒険者たち』

(原題:LES AVENTURIERS)1967年フランス(カラー)
ドロンバンチェラ2.jpg 今回の特集のトリを飾ったのは・・私の本当に大好きな作品で嬉しかったキスマーク
もちろん我がオールタイム・ベスト100の中に永久に留まると思われる映画であります。。

今回、 製作40周年記念という事で、”アニヴァーサリーエディション・プレミアム”DVDも発売になり→コチラ 思わず購入してしまいました(だって録画だとやはり映像の質が落ちますし)

冒険者たち2.jpg監督・脚本:ロベール・アンリコ
音楽:フランソワ・ド・ルーペ
出演:アラン・ドロン、リノ・バンチュラ、ジョアンナ・シムカス

 大空への挑戦、新しい車のエンジンの開発、前衛的な芸術と、3人3様の夢を持った男女の出会いと挫折を描いた前半と、夢を諦めきれない3人が、海底に沈んだ財宝探しの冒険と、財宝を狙う一味が絡んでくる後半・・。途中ちょっと長さを感じる部分もあるので、脚本の出来としてはいま一つなのかもしれませんが、美しい海と3人の役者さんが良い味を出し切った愛すべき映画だと思います。(やはり若い頃観た時は泣けて仕方なかったんですが、こちらが年とったせいか・・)

 固い友情で結ばれた男同士の間に入ってきた若く美しい女性・・普通だったら亀裂が入りそうなものの、年齢差があるからか、妹を可愛がるように、いたわるように自然に仲間に入れ、孤独な魂を3人がお互いに温め合うような関係がなんとも素敵。そして辛いラストへとなるのですが、最後まで壊れない友情に涙したものでした。

 しかし、なんと言っても映画と共にいつまでも忘れられないのが美しいテーマ曲。 哀愁を帯びたスキャット、口笛、ピアノと様々なヴァージョンで奏でられる印象的なメロディは、楽しい場面でも哀しい場面でも驚くほどぴったりと合っている・・。そんな完璧な曲を提供したF・ルーペは、ほとんど独学で音楽を学んだ人で、最初は撮影助手や録音技師として映画製作に関わりながら、次第に映画音楽も手がけるようになったとか(「サムライ」「さらば友よ」)。 しかし、惜しくも'75に36歳の若さでスキューバ・ダイビング中の事故で亡くなったそうで、映画を地で行くような人だったらしいです。

 自分が若い頃に愛した人を慈しむようなつもりで、DVDも大事にしたいと思います。 
この記事へのコメント
これまたたまらない一作です!!
最初冒険モノかと思いきや大好きな(笑)三角関係
そうそう。でも友情でもあるし、堅い!
独特の虚無感も好きです〜
大分前に書いた記事なのですがTBさせてくださいね。
Posted by Cartouche at 2007年07月30日 23:30
マダム、こんばんは。
懐かしいです、「冒険者たち」。中学生の頃、テレビで観て以来、「私の一番好きな映画」です。こう言って話がわかる人とは映画の好みが合う、ということも経験上わかりました。オープニングの廃材置き場のシーンから「こういう映画を観たかった」と目が釘付けになりましたねぇ。水葬のシーンには何度観ても泣けますし、ラストの切なさも、たまりません。もちろん、あのテーマ曲も!ずっと前にフランソワ・ド・ルーベのCDを見つけた時は歓喜しました。リノ・バンチュラもかっこいいですよね。
Posted by けんけん125 at 2007年07月30日 23:46
はじめまして。
私は、リマスター版を紹介する記事に載っていた、ジョアンナ・シムカスの写真に惹きつけられて、最近全編を観たんです。テレビで何回か放送されているのだと思いますが、ハイライトシーンしか記憶に残ってなかったものですから。
シムカスも初々しくて素敵でしたし、アラン・ドロンの屈託のない感じ、ヴァンチュラの味のある演技、そして作品そのものの作り方も下手に凝ってなくて、ストレート表現が好感が持てましたし、新鮮な感じさえしました。
Posted by JT at 2007年07月30日 23:51
★Cartoucheさん
たまらないですよね〜〜切なくて!!
若い時に見た時はもう〜号泣でした。
 >独特の虚無感
そうですね、挫折の連続で結局最後も・・ではあまりに可哀相過ぎですよね・・喪失感で倒れそうでした。

★けんけん125 さん
お久しぶりですね、コメント有難うございます!
しかも、若い頃同じ映画で感動していたなんて、益々嬉しいですー♪ ここも、あそこも、と記憶に残るシーンがこれだけ沢山あるのは、自分が若かったから?と思いましたが、今回再び鑑賞してやっぱり好きなタイプの映画なんだなと思いましたし、こういう映画に号泣してた当時の自分が懐かしくなったりもしました。
リノ・バンチェラもこの作品には欠かせないキャラクターでしたよね!? 友情と愛情とスレスレの関係が正にあの3人だから成り立っていたような気もします。
今思えば、あの水葬のシーン・・後の「グラン・ブルー」にも影響与えたと思いませんか? 泣けますよねぇ〜 
フランソワ・ド・ルーベのCDお持ちなのですね?
他の映画のサントラも入ったものでしょうか? なんだか私も欲しくなってきました。

★JTさん
はじめまして。TBとコメント有難うございます♪
お名前は何処かで拝見していたような気が致します。
どうぞよろしくお願い致します。
ジョアンナ・シムカス・・
この作品では本当に初々しくて素敵ですよね!
二人の男性からみると”妹”のような可愛らしさがあったのではないかと思います。 この作品の後、数本の映画に出演してから 当時人気の黒人俳優シドニー・ポワチエと結婚して世間をあっと言わせ、スクリーンから消えてしまいました(山口百恵みたい)。
3人の俳優がそれぞれの役をぴったりとこなしてましたし、そうそう・・下手に凝った作りじゃなくて、凄く素直な表現が好感持てましたよね^^同感です。


Posted by マダムS at 2007年07月31日 10:12
マダムSさん
この映画見直すと、ちょっとダレる部分もたしかに
あるんですけど、やっぱり好きな作品ですね〜
いつか一度あの要塞島に行ってみたいと思ってます。
また画質の違うDVDがでたのかな?
そういえばアラン・ドロンって今おいくつなんで
しょうかね〜。^^
男は結構リノバンチュラに感情移入してしまう
映画だと思います。構造的にはあだち充のマンガみたいな世界ですし^^
Posted by kazupon at 2007年08月01日 14:01
★kazuponさん
おお!ご覧になってましたか!
あの、要塞島ですよね! 私もいつか行ってみたいものですが、今でもあのままあるのでしょうか・・。
今回のDVDは画質はどうなんでしょう〜まだ届かないのですが「公開40周年を記念し、HDリマスター素材使用の極上画質で蘇る!!」と謳ってますんで、期待しているんですが。日本語吹き替え野沢那智さん版も入っているらしいのー 私にとっては涙チョチョ切れものなんです。
アラン・ドロンは1935年生まれなので、現在72歳ですねー。映画界は引退しても母国で舞台なんかでまだ活躍されてるとか。 リノ・バンチェラはこの当時すでに40代だったらしいですが、包容力ある男性が似合ってましたよね〜〜(TT)
あだちさんのマンガは読んだ事がないんですが、構造的に似ているの? 位置づけとしては青春映画と言われてますからね(^^)
Posted by マダムS at 2007年08月01日 21:52
この作品もほんとたまらないですよねぇ〜。
まさに夢と冒険と三角関係と・・・。
でも、3人の関係が見ていて、気持ちよい♪
リノ・バンチェラもとても善かったし、アラン・ドロンもいつもと違って、小悪党でないのが新鮮でした。
ラストは可愛そうだったけど・・・。
私もこの女優さんがあのシドニー・ポワチエと結婚したと聞いてびっくりしましたですよ。
でも彼も素敵だったし、納得ですが・・・。
アラン・ドロン、確か今年の「カンヌ映画祭」に出席していましたよねぇ〜。雑誌だったかちらっと見ました。

そうそう、話が変わりますが、マダムSさん!
私もテレビドラマ「ローマ」夢中で見ていますよっ!
あと「コールドケース」も・・・。
それにアメリカ産と思って見ていたら、なんだか英語でないと思ったら、ドイツ産だった「GSG-9 テロ特殊部隊」も面白いです〜!
海外ドラマ、良いですねっ♪
Posted by 紫の上 at 2007年08月03日 00:56
★紫の上さん
そうなんですよ〜 このドロンが素敵なんですー♪
年頃も外見も好き♪ (笑)
リノもいいですよね〜このトライアングルには欠かせないキャラだと思います。
そうそう! シドニー・ポワチエも素敵ですからね!
でも当時はやはりまだ黒人と白人との結婚は珍しかったでしょうから、勇気あるなあと思ったのでした。正に『招かれざる客』を地で行った感じでしたものねぇ。
ジョアンナとは再婚なんですね、でも仲良く続いているようで・・2001年のアカデミー賞の名誉賞の受賞の時は会場にいらしていたような・・。

おっ 紫の上さんもWOWOWのドラマに嵌っていらっしゃいますね! 「ローマ」は正に大奥みたいなドロドロ感がもう昼メロみたいで可笑しいですけど、私も毎週かかさず観てまーす♪ 塩野さんの「ローマ人の物語」も読み始めたところ。いつ終わるやら?(汗)
「GSG-9 テロ特殊部隊」は面白いですか?まだ観れてないので、ちょっとチェックしてみますね。私はアメリカ産の方の「ザ・ユニット〜」は何話か観ましたけど、面白いですよこっちも。「24」の大統領が素敵です。
Posted by マダムS at 2007年08月03日 08:15
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