2008年01月12日

『迷子の警察音楽隊』@川崎チネチッタ

(原題/英題:Bikur Hatizmoret/The Band's Visit)2007年/イスラエル・フランス
迷子.jpg
昨年10月に行われた東京国際映画祭のクロージング・セレモニーで
サクラグランプリ受賞を見届けた者としては、受賞シーンだけじゃなくって、ちゃんと作品も観なくてはと、行って参りましたるんるん

 <あらすじ>文化交流のためにイスラエルに招かれたエジプトのアレキサンドリア警察音楽隊は、なぜか空港に出迎えがなかったために自力で目的地を目指す。ところが行き先を間違えてホテルすらない辺境の町に迷い込んでしまい、町の食堂の美しい女主人の提案で地元民の家に一泊させてもらうが――。(eiga.comより)

 日本人がイメージする”警察音楽隊”と言うと・・『威風堂々』とか『錨を上げて』なんかに代表されるような行進曲の部類をいつも演奏してるんじゃないかというお硬ーいイメージがどうしても浮かんでしまうのだけど・・。
まっ そのイメージを崩して貰いたいという狙いだったのか?

 世渡りに不器用な人たちが登場というと、カウリスマキ作品を持ち出されることが多いようでこの作品もチラホラそんな批評も目にしたけれど、私には思ったほどグッとくるような哀愁は感じられず残念・・。 埃が舞い立つようなイスラエルの僻地の住人たちの生活感があまり感じられなかったせいかなぁ〜 妖艶な女はそこには似合わないし?? 隊長さんの告白の後の彼女の行動も良く理解出来なかったのも一つの原因かも。 その彼女に癒される男の心理も良くわかんないすたらーっ(汗) 90年代初めの設定らしいけれどそれも極東の国民には映像だけではわからなくふらふら 単に私の勉強不足なのかもですが当時のエジプトとイスラエルの国家間の冷え具合の程度もこの作品だけ観たのではわからない・・。ちょっとおばかな観客の為にチラリと説明が欲しいなんていうのは野暮なことなんでしょか。

 なんだっけなー タイトル思い出せないんですけど。以前観た映画で、田舎の冴えない靴下工場の独身中年社長が、親の葬式か何かで久しぶりに会った弟の手前、従業員の中年女性に”妻”に成りすまして貰って兄弟関係修復の旅に行ったりする・・ほんと愛想もなんにもない無骨〜〜な男女の話があったんですが・・これなんか社長に元々気があるそのオバサンが道中にドンドン綺麗になって行く様子なんかが可笑しくて可愛くて、最後は泣けちゃって・・とってーもお気に入りだったんですが(うータイトルが思い出せない)

なんだか辛口感想になってしまいましたーあせあせ(飛び散る汗)

<1/15追記>
私の文章力の無さで、「思ったほど感銘受けなかった」原因が「盛り上がりにかけるから」という誤解を招いてしまったかもしれませんがたらーっ(汗) 実際はその逆でございましてあせあせ(飛び散る汗) もっともっと淡々と地味で冴えない人々の異文化交流を期待して観た(その方が好みだから)私の目には今作は地味に見えなかったのでございますあせあせ(飛び散る汗) 
フィンランドのカウリスマキ監督作品『過去のない男』、同じ東京国際映画祭の2004年度グランプリ受賞/ウルグアイの名作『ウィスキー』などの雰囲気が大好きでするんるん
この2作と比べるといま一つ好みではなかったかな・・という意味なんです〜 う〜おわかり頂けましたでしょうか? 難しいなー文章書くのは・・ふらふら
posted by マダムS at 09:49| Comment(12) | TrackBack(10) | その他のヨーロッパ映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ぼんそわー。
年末の最終水曜には川崎で3本ハシゴしましたよー。
109→チネチッタ→109という忙しい行程・・・。
水曜はチネチッタ前でジャズ演奏もやっているのがぐー。
そういえば初めて109シネマズに行った日、ラゾーナの広場でk県警のブラスバンドが演奏をしていたんですよねー。
一足先に見た生警察音楽隊でした。
私は主人公の行動や心理は自然に思えたのですけど、確かに正直いって、期待していたレベルの感動は得られなかったかも・・・。
靴下工場のはウルグアイの『ウィスキー』ですね。
そう、あれも南米のカウリスマキでした。
こちらではちゃんとご挨拶しておらずにすみません。
本年もよろしくお願いしますー。
今年のフランス映画祭の団長はソフィ・マルソーですね。
namasakeも観たのでレヴュー書いたらまた参りますー。
Posted by かえる at 2008年01月13日 02:23
こんばんは☆
んー、サクラグランプリ…私が選ぶなら違う作品かもしれません;…(全部見てないのにー。凹)
まあでも一目惚れ賞とかグランプリと聞くと期待しちゃいますよね。審査員の基準とはちょっと私もずれたかもしれませんけど…でもあの隊長さんは好きなキャラクターでしたw
街に出かけた帰り道、ベンチに座って2人、ディナが指揮の真似をするシーンは良かったなって思いましたですー。


Posted by シャーロット at 2008年01月13日 23:35
こんにちは〜まあ確かに盛り上がりに欠ける映画でしたけれど、朴訥とした両国民が少しづつ歩み寄っていく様子がほのぼの^としていて好きでした。イスラエル映画って珍しいですね〜TBさせてくださいね。
Posted by Cartouche at 2008年01月14日 12:55
★かえるさん
おお!かえるさんは年末鑑賞でしたか! しかも川崎で3本〜!109とチネチッタの往復ではちょいと大変でしたね!お疲れ様です(^^)b そうそう!ジャズ演奏やってますね〜たまに出くわしてなんだか得した気分になれます。 日本の警察音楽隊生演奏を聴けたのも良かったですね^^最近は色んな曲も披露してくれるのかしら。。
皆さん絶賛されてる中で、ワタクシ一人辛口感想で小さくなっております(^^;)
素朴な人々だらけなのを想像していたので、あの彼女はなんだかキレイすぎというか、一人浮いてる感じが。。Σ( ̄ロ ̄lll)
「ウィスキー」そうですそうです!!
教えてくれて有難う〜 あの感じが好みでした。 
仏映画祭!!うおーもうそんな時期が 早っ!
Posted by マダムS at 2008年01月14日 22:28
★シャーロットさん
予告観た限りでは映画祭受けする作品だとは思ってたんですよ〜。
なのでちょっと期待しすぎたかもと(^^;)
自分の想像してた感じとは違っていたので、ガックリしてしまっただけかも。 
カウリスマキとかちょっと言及した「ウィスキー」のイメージを勝手に描いていたので、隊長さんは良しとしても、私的にはあんな真っ赤な薔薇みたいな妖艶な女が出てきちゃダメなのよ(爆)
もーっと素朴で見るからに冴えない男女じゃなくちゃダメ(笑)
素直じゃないのは私なんですけど わはは。
Posted by マダムS at 2008年01月14日 22:40
★Cartoucheさん
こんにちは〜
いえ、実は・・盛り上がりを求めてガッカリしたのではなく、逆なんです。
上のお二人のお返事にも書いたんですが、もっともっと朴訥とした人々と町を想像していた私の目には、あれでも十分洗練され過ぎに見えたものですから(^^;) もっと冴えなーい人々がちょびっと輝いてくる話かと勝手に思っていたものですから(笑) 一晩というのがあまりに性急すぎると思いましたし。 スイマセン・・
そうですね、フランスも資本出しているとは言え、イスラエル映画は普通に日本公開されるのは珍しいかもしれませんね〜
Posted by マダムS at 2008年01月14日 22:56
こんばんは。
おう、マダムは辛口批評ですねぇ〜。
でも、それぞれ顔が違うように、感じ方が違って良いのではありませんかっ。
私は予告編も見たことないし、サクラグランプリをとったことも知らなかったし、その日の地の利で見てきました。それに息子と一緒だったし、彼は中学・高校と吹奏楽に入っていたので、良いかと思ったから(^^;
>日本人がイメージする”警察音楽隊”と言うと・・『威風堂々』とか『錨を上げて』なんかに代表されるような行進曲の部類をいつも演奏してるんじゃないかというお硬ーいイメージがどうしても浮かんでしまうのだけど・・。

ははは、私も同じくそういうイメージを持っていました。で、違ったので、ちょっと唖然!?
やっぱり、国が違ったり、人種が違うと違うのだなぁ〜と思いましたが、でも世界って広い・・と変な感心をしたり・・・。
そういう意味でも面白かったかも!?
で、私も感じましたが、確かにストーリー展開が淡々としていて、盛り上がりがなく、終わった・・・と。
でも、まぁ〜、ひとの人生って、ドラマや映画と違って、淡々としたものだから、そこを描いているのかなぁ〜と単純に解釈したり。
ははは、あの食堂の彼女、昼間と夜では印象ががらりと変わって、同じ女性とは思えなかったです〜〜。
乾いた砂漠に咲いたあだ花かも〜〜!?
Posted by 紫の上 at 2008年01月15日 00:13
★紫の上さん
あ、そういえば紫の上さんの息子さんは吹奏楽をやっていらしたのですよね(^^) 同じ音楽家としては気になる作品でしたでしょう!一緒にご覧になれて良かったですねん♪
しかし、あうぅ〜
私の最初に書いた感想では「淡々として盛り上がりにかけるから気に入らない」と思われたようなんですが(^^;)(^^;)これはひとえに私の文章力の無さで誤解でありまして・・(^^;)実際はその真逆でございまして、いよいよ追記で書きました(笑;)
私はもっともっと地味で淡々としているけれどもなんとなくしみじみ〜と感動出来ると”期待”していたんですよぉ〜 追記でも書きましたが、北欧地味映画「過去のない男」、南米地味映画「ウィスキー」が大好きでして、そんな感じをイメージしてたものですから「ちょっと違った」感があったのかもです。 
自分の気持ちを文章にするって難しいですねー クスン。。 
Posted by マダムS at 2008年01月15日 14:58
ドモドモ−♪
所々ハッと目を見張るような美しいワンショットがあったり、
周囲は一面真っ白な砂漠の町にスカイブルーの制服が何とも映えてましたね。
何だか彼らが一列になって歩いているだけでそこはかとない笑いが込み上げて来たりして。
ハハハハじゃなくクスクス・・・ってなユーモアがありましたねん。

カーレドを演じた方。
サササッと見たら、何処かジェームズ・フランコに似ていると思ったり。
(・・・あ、ミョーに女馴れしたフランコ君ね。フフ)
どうでせうか・・・・・!?
Posted by Puff at 2008年01月15日 17:12
こんにちは。
この映画、いまフランスで公開中なんですがどうも予告の画像に魅力を感じなくて・・・。
私がこの映画を見るとしたらまさにその異国文化を感じるためだったので、今月時間がないこともあってスルーすることにします。

「過去のない男」、私も好きです。カウリスマキは毎回、あのなんとも言えない雰囲気がいいですよね。

Posted by nouilles-sautees at 2008年01月15日 19:09
ひやぁ〜、マダムの文章力の無さではなくて、一重に私の読解力の無さが原因だと思います(^^;
最近、どうも物忘れがヒドいし、理解力落ちている感じはしていたんですが・・・。
お騒がせして、申し訳ないですm(_ _)m

私は「過去のない男」は見ているのですが、
「ウイスキー」は見たい!見たいと思いつつ未見でした。
いやぁ〜、マダムがお好きなのなら、是非見なくては・・・。
Posted by 紫の上 at 2008年01月15日 23:28
★Puffさん
そうそう! あのスカイブルーの制服ったら真っ白な砂漠をバックに映えてましたね〜!暑苦しいのに早くぬげばいいのに〜なんて思って観てました(笑)
きゃはは!! 妙に女慣れしたジェームス・フランコ!! 言えてます言えてます! 実は誰かに似てるな〜〜とずっと思いながら観てて思い浮かばなかったんですよぉ 
あ〜すっきりした!有難う♪(爆)


★nouilles-sautees さん
おお、そちらでも現在公開中なんですね!?
うーん、予告ですでに魅力を感じなかったとしたら本編では尚更かもですね〜(^^;)
イスラエル人とエジプト人とがどうの・・という期待するような?異文化の衝突と和解なんていうシークエンスはなく・・普通に行き先を間違えた音楽隊の一夜の話のようでした(笑)
カウリスマキお好きでしたか〜いいですよね〜あの感じ♪


★紫の上さん
ひゃ〜 スイマセン! 違いますって! ひとえに私の書き方が中途半端で解りづらいだけですって!ほんと。(^^;)(^^;)
自分だけわかった書き方しちゃってる悪い見本だと思いますです(反省)
『ウィスキー』はですね 上に作品紹介サイトのURL貼って置きましたので見て下さいませね もうほんと、いいですよ!
是非是非ご覧になってね〜♪ 
Posted by マダムS at 2008年01月16日 16:48
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック

『迷子の警察音楽隊』 Bikur Ha-Tizmoret
Excerpt: レニングラード・カーボーイズが公務員化したらこんな感じ? 1990年代のイスラエル、アラブ文化センターで演奏をするために、エジプトからやってきたアレクサンドリア警察音楽隊の8人の男が空港に降り立..
Weblog: かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
Tracked: 2008-01-13 02:22

迷子の警察音楽隊
Excerpt:  イスラエル&フランス  コメディ&ドラマ  監督:エラン・コリリン  出演:サッソン・ガーベイ      ロニ・エルカベッツ      サーレフ・バクリ      サーレフ・バクリ ..
Weblog: 江戸っ子風情♪の蹴球二日制に映画道楽
Tracked: 2008-01-13 11:34

迷子の警察音楽隊
Excerpt: 一目惚れしてサクラグランプリ〜♪
Weblog: シャーロットの涙
Tracked: 2008-01-13 23:21

「迷子の警察音楽隊」 「理解」を越え「共感」へ
Excerpt: 人間は概念(モデル)化して思考する生きものです。 概念化し思考できる能力により、
Weblog: はらやんの映画徒然草
Tracked: 2008-01-14 00:32

*迷子の警察音楽隊*
Excerpt: {{{   ***STORY***             2007年 イスラエル=フランス 1990年代のイスラエル。空港に水色の制服に身を包んだ男たちが降り立った。彼らはアレクサンドリア警察音..
Weblog: Cartouche
Tracked: 2008-01-14 12:51

「迷子の警察音楽隊」
Excerpt: 公式サイト シネカノン有楽町2丁目、公開3週目初回、シアター1(162席) **********************************************************..
Weblog: Puff's Cinema Cafe Diary
Tracked: 2008-01-15 17:13

「迷子の警察音楽隊(THE BAND’S VISIT)」映画感想
Excerpt: 2007年 東京国際映画祭グランプリ受賞作品!のヒューマンドラマだそうです。「迷
Weblog: Wilderlandwandar
Tracked: 2008-01-19 14:12

『迷子の警察音楽隊』
Excerpt: □作品オフィシャルサイト 「迷子の警察音楽隊」□監督・脚本 エラン・コリリン □キャスト サッソン・ガーベイ、ロニ・エルカベッツ、サーレフ・バクリ、カリファ・ナトゥール、イマド・ジャバリン、ターラク・..
Weblog: 京の昼寝〜♪
Tracked: 2008-02-01 23:59

【2008-34】迷子の警察音楽隊(THE BAND'S VISIT)
Excerpt: 人気ブログランキングの順位は? 公演のためやってきた エジプトの警察音楽隊が イスラエルで迷子になった エジプトからやってきた 音楽隊が届けたものは、 人が恋しくて、 家..
Weblog: ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!!
Tracked: 2008-02-20 23:38

迷子の警察音楽隊
Excerpt: 2007年 イスラエル・フランス 2007年12月公開 87分 評価:★★★★☆
Weblog: 銀の森のゴブリン
Tracked: 2008-07-01 22:12
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。