2008年05月14日

ウォン・カーワイ2本  『マイ・ブルーベリー・ナイツ』と、ビデオで『ブエノスアイレス』('97)

スルーしようと思っていた1本と、ずっとスルーしてきた1本
マイブルーベリー.jpgブエノスアイレス.jpg
先日有楽町へ行った際に時間と場所が丁度良かったので、観てしまった。 「しまった」って言うのも変だけど、「えー?ウォン・カーワイがセイヨー人使ってどうなの?」っていう気持ちが邪魔して鑑賞予定から外していたのに結局運命が私を劇場へ・・。

★ウォン・カーワイ監督のフィルモ・グラフィー
*は鑑賞済み作品
1988年 いますぐ抱きしめたい(旺角卡門)(監督/脚本)*
1990年 欲望の翼(阿飛正傳)(監督/脚本)*
1994年 恋する惑星(重慶森林)(監督/脚本)*
1994年 楽園の瑕(東邪西毒)(監督/脚本)*(半分)
1995年 天使の涙(墮落天使)(監督/脚本)*
1997年 ブエノスアイレス(春光乍洩)(監督/脚本)*
2000年 花様年華(監督/脚本)*
2004年 2046(監督/脚本)*
2004年 愛の神、エロス(愛神之手)(アントニオーニ,ソダーバーグとのオムニバス、監督/脚本)
2007年 マイ・ブルーベリー・ナイツ (監督/脚本)*
2007年 それぞれのシネマ (オムニバス、監督/脚本)

『マイ・ブルーベリー・ナイツ』 
 いつも報われない愛を描く事が多い監督にしては、珍しく幸福な未来を予想させるようなハッピー・エンドでしたよね! 赤を基調にした映像とか(今回はクリストファー・ドイルじゃないのね)印象的なモノローグとか、やっぱりカーワイ色がキラキラの作品。
ノラ・ジョーンズが「恋する惑星」や「天使の涙」の金城武君の女の子版に見えなくもなく・・「花様年華」のタンゴるんるんがアレンジされて登場したのには思わずムフフとなってしまったけど、今回はジュード・ロウと上手く行きそうで良かったわーい(嬉しい顔)
 しっかし、天下の美男子ジュードとチャーミングな歌姫ノラの鼻の穴にはなぢ止めのティッシュを詰めさせるなんて!!!たらーっ(汗) なーんて罪な(香港な!笑)監督なんでしょーっあせあせ(飛び散る汗)

『ブエノスアイレス』('97)
 これを観ないとカーワイ監督を語れないなとずっと思いつつも・・どうも苦手なテーマが敬遠させていたのだけど、一昨年のアン・リー「BBM」で免疫が付き、遠い道のりでしたが(笑)無事鑑賞しました。あとはオムニバス2本だけexclamation

 ”同姓愛”の二人だけれど、その愛は”男女の愛”となんら変わりないってことが良くわかりますよね。 独占欲が働いて嫉妬に苦しんだり、愛想をつかしながらも孤独な魂が呼び合い「やり直そうよ」の一言でまた一緒になってしまったり。。二人の名優の演技が光る一品でした。10年前のピチピチなチャン・チェンも眩しいです。
モノクロから渋いカラーに変化したりと、凝った映像も素晴しい!! レンタルしたのが古いビデオだったのが残念!もう一度DVDか何かのキレイな映像で観たいです。
ブエノスアイレス3.jpg
 どうしてブエノスアイレスなの?と思ったけれど、多分「欲望の翼」以来ずっと繋がってるんですねぇきっと。 ビデオの最後に付いていた特典でのトニー・レオンのインタビュ-で、「撮影が始まって役柄が違っていた(アルゼンチンで父の昔の恋人を探す青年役と聞いて来たらしいあせあせ(飛び散る汗))事にかなり戸惑った」と言ってましたが、監督の頭の中では常に色んなアイデアがつまってて、突然あれとこれと繋いで〜ここにこの人間を入れて〜〜なんて思いつくんでしょうね〜 前作で描ききれなかった主人公の思いをそのまま他作品に入れ込んだり。 滝の前でたそがれてたトニーが作家になって「花様年華」「2046」まで書きつづってるって思っても面白いでしょうし。
脚本なしで色々変更されては、役者さんも迷惑でしょーがねたらーっ(汗)


posted by マダムS at 10:27| Comment(11) | アジア映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
マイ・ブルーベリー・ナイツは、花様年華や2046より、とってもわかりやすかったです。
わたくしは二ヶ月前に見たので、まだ上映していたのねえって感じでございます。
Posted by MACHI at 2008年05月14日 12:09
こんにちは。
2046には、ちょっとついていけなかったjamsession123goですが、マイ・ブルーベリー・ナイツは、中々良かったと思います。
特にジュード・ロウを見直しました。
ノラ・ジョーンズのCDもこの映画音楽を気に初めて聴いたりと、jamsession123goにとっては、結構実りの多い1本でした。
Posted by jamsession123go at 2008年05月14日 18:24
★MACHIさん
それがですね〜1日にシネカノンだったんですけど、公開してもう随分経つのですいてるだろうと思ったら!ほとんど満席状態なのには驚きました!あそこ結構客席数多いんですけどねぇ! 口コミで劇場変えてですけどロングランになったんでしょうね。
解り易いってのが若い人にも受けたのかも。

★jamsession123go さん
こんにちは〜
jamsession123goさんにとっては色々収穫
のあった1本でいらしたようで、良かったですね〜 映画って出会いですよね♪
確かに「2046」はちょっと監督の自己満足?な感じが否めなくも無い作品だったと思いますが、これはシンプル過ぎるくらいシンプルで親しみが持てたのでは?
以後はこの路線で行くのでしょうか。。
どうもいつもクセのある役が多いジュードなので、彼らしくない?好青年役も良かったですね(笑)
Posted by マダムS at 2008年05月14日 21:54
ジュード・ローもナタリー・ポートマンもレイチェル・ワイズもみんな彼らのどの作品よりも綺麗だったのが印象的で、デヴィッド・ストラザーンの落ちぶれかたも素敵だし。
ノラ・ジョーンズはかわいいし^^
Posted by キウイ at 2008年05月15日 01:09
★キウイさん
コメント有難う〜 ご覧になりましたかー♪
こちらでは結構長く上映してます〜
やはりカーワイ人気もあるでしょうけれど、シンプルで可愛いラブ・ストーリーに共感する人が多かったのかも。
俳優さんたち、綺麗に撮ってましたね。そうそう! デヴィッド・ストラザーンのこんな役も初めて見ました(^^;)
Posted by マダムS at 2008年05月15日 07:55
私、カーワイはちょっと苦手なんですけど、この作品は好きです。
かっこよすぎないジュード・ロウも好きです。


サントラも買ったんですけど、寝るときにかけているので、最後まで聴いた事がないかもしれません(^_^;)
Posted by junko at 2008年05月15日 13:39
★junkoさん
むふふ。 カーワイ監督作品って、好き嫌いはっきり分かれるかもしれませんねー
その点、今作はワリとあっさり目で、すっかり独特の毒っ気がない分、誰にでも受け入れやすい作品かもと思ってます。
隣に座っていた若い女性がハンカチを握り締めたままずーっと泣いてました。余程似たような経験をされたか?
サントラはいいでしょうね〜〜 確かに眠くなるような心地よさが魅力かも(笑)
Posted by マダムS at 2008年05月15日 15:50
マダムSさん、先日はコメントありがとうございました。たくさん映画をご覧になっているのですね!

ネガティブなレビューをなるべく書かないようにしているワタクシですが、『モディリアーニ〜真実の愛〜』と、この『マイ・ブルーベリー・ナイツ』は、そのネガティブなことを書いてしまった数少ない作品のうちの2本です(汗)
Posted by Nao at 2008年06月06日 22:38
★Naoさん
こんにちは。 ようこそ!
うれしいです♪

 >ネガティブなレビューをなるべく書かないようにしているワタクシですが

わぁ 私も実はそうなんです〜
なるべく「皆さんにも観てもらいたい」っと心から思えるような作品のレビューを書こうと思っているんですが、やはり例外もありますよ(^^) 
「文句言いつつ、誰かと語りたい」とかね(笑)

ガルシア版モディはもったいなかったですよね! せっかく面白い脚本だとは思ったのですが。。
「ブルーベリー〜」の感想伺いに参りますね!
Posted by マダムS at 2008年06月07日 08:45
こんにちは。
先日、「マイ・ブルーベリー・ナイツ」にいただいたコメントでお薦めいただいた「ブエノスアイレス」を今日観ました。
ううむむむ、とレビューと格闘中です。
中々手強そうです。
とりあえず、「観ましたよ」のご報告まで。
Posted by jamsession123go at 2008年06月15日 22:08
★jamsession123go さん
うわぁ〜 ご覧になりましたか!(笑)
ちょっと万人向けではないとは思いますが、映画好きのjam様ならばとオススメしました。感想はいかに?
格闘の結果を伺いに参りますね^^
Posted by マダムS at 2008年06月16日 23:33
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