2007年05月07日

『バベル』

(原題:BABEL) 2006年/メキシコ
babel.jpg
監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
脚本:ギジェルモ・アリアガ「アモーレス・ペロス」「21グラム」
音楽:グスターボ・サンタオラヤ「モーターサイクル・ダイアリース」
出演:ブラッド・ピット、ケイトブランシェット、ガエル・ガルシア・ベルナル、アドリアナ・バラッザ、エル・ファニング、役所広司、菊地凛子、二階堂智

ゴールデン・グローブやカンヌでは”最優秀”作品賞や監督賞を受賞するも、アカデミー賞では6部門7ノミネートされながら、受賞は何故作曲賞のみに留まったのだろう? 菊池凛子さんの演技は?などと思いながらこの話題作を鑑賞して参りました。
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posted by マダムS at 21:19| Comment(28) | TrackBack(17) | 中南米映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月25日

『フランシスコの2人の息子』

フランシスコ.jpgブラジルの実在の人気デュオ/ゼゼ・ヂ・カマルゴ&ルシアーノ。 彼らの”映画のような”人生が本当に映画になった・・

『フランシスコの2人の息子』 
2005年/ブラジル 
 (原題:TWO SONS OF FRANCISCO)アカデミー賞外国語映画賞ブラジル代表
監督:ブレノ・シウヴェイラ
音楽:カエターノ・ヴェローゾ/ゼゼ・ヂ・カマルゴ
出演:アンジェロ・アントニオ/ジラ・パエス/ダブリオ・モレイラ/マルコス・エンヒケ/マルシオ・キエリンギ /チアゴ・メンドンサ/パロマ・ドアルテ  公式サイト

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posted by マダムS at 12:25| Comment(12) | TrackBack(11) | 中南米映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月09日

『Oiビシクレッタ』

年内多忙につき、簡単ゴメン!記事です
oi.jpg2003年ブラジル
2005年のブラジル映画祭で上映。究極のロード・ムービーで”家族もの”。失業中のお父ちゃんが赤ん坊を含む家族7人を引き連れ、都会/リオデジャネイロめざし自転車でブラジル縦断3200キロしちゃう話。 自分じゃ働かないのに家長として完全に家族を統率する手腕は見事(笑)。 それに呆れつつもちゃんと従う子供や奥さんに、ブラジルの家父長制度の強さと深刻な失業問題など垣間見える秀作。
posted by マダムS at 12:26| Comment(6) | TrackBack(2) | 中南米映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年11月19日

『ビハインド・ザ・サン 』

behindthesun.jpg
2001年 ブラジル
監督・脚本 : ウォルター・サレス(「セントラル・ステーション」「モーターサイクル・ダイアリーズ」)
出演 : ロドリゴ・サントロ(「チャーリーズ・エンジェル」「ラブ・アクチュアリー」)/ラヴィ=ラモス・タセルダ/ホセ・デュモント/リタ・アッセマニー
原案:イスマイル・カダレ「砕かれた四月」(白水社刊)

ラテン系美形スター ロドリゴ君の「ラブ・アク〜」以前の主演作。
原作はアルバニアが舞台だが、サレス監督がこの小説に惚れ込んで、原作者に直談判して舞台をブラジルに移し、若者の成長と初恋を通して家同士の無為の争いを描く。

ブラジル東北部の荒涼とした砂地。土地の権利をめぐって長年血で血を洗う争いを続けている2つの家族。 20歳になるブレヴィス家のトーニョ(ロドリコ・サントロ)はフェレイラ家に殺された兄の敵を討つ。しかし、今度はトーニョが命を付けねらわれる番・・。 そんなある日、トーニョはサーカスの美少女クララに出会う。 一目で恋に落ちたトーニョは束の間だが自分の宿命を忘れ、クララと次の興業場所へと旅を共にする。 兄を心配する母と弟はこのまま帰って来ないほうがいいとさえ願うのだが・・。

ロドリゴ君! 若くて可愛い!!
ほとんど出ずっぱりで、彼を堪能する為にあるような映画だった。
長年殺し合いを続ける家族同士の話は「ロミオとジュリエット」を思い起こさせるが、強い家父長制度(封建的!)と共に描かれたこのようなブラジル(復讐の繰り返し)には初めて接したので、軽いカルチャーショックだった。
サーカスの少女と出会ったことで、外の世界に触れた若者がこのような空しい殺し合いに疑問を持つのは当然の事だろう。
弟が語る寓話的語り口と 登場人物をじっくり見据えたカメラワークがとても魅力的で最後まで惹き付けられた。
ラスト・シーンは色んな解釈も成り立つと思うので、見た人と語り合いたくなる映画だ。
posted by マダムS at 08:57| ☀| Comment(4) | TrackBack(1) | 中南米映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月29日

『モーターサイクル・ダイアリーズ』

gebara.jpg
2003年イギリス・アメリカ
監督:ウォルター・サレス
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル/ロドリゴ・デ・ラ・セルナ/ミア・マエストロ

若き日のチェ・ゲバラの南米冒険旅行記です。川崎に来たのでやっと見て来ました。

1952年、エルネスト・ゲバラ・デ・ラ・セルナ(ガエル・ガルシア・ベルナル)は23歳の医学生。
学業もほぼ修了というところまできた彼は、ブエノス・アイレスにある自宅を出てバイク旅行に出発する。旅の相棒は兄の同級生で先輩格の生化学者アルベルト・グラナード(ロドリゴ・デ・ラ・セルナ)、ラ・ポデロサ("怪力"の意味)という、愛称は楽天的だが癇癪持ちのおんぼろバイクにまたがった二人は南米大陸縦断を実現すべく旅立った! 「息子に何かあったらただじゃおかない!」と叫ぶママ、息子を眩しそうに見つめ「私が若かったらお前と同じ事をしていた」と肩をたたくパパ、そして暫しの別れを惜しむ兄弟達・・大きな愛情で一杯に包まれた家族に見送られて・・・。

観終わった後、「このような旅をしてみたい!」 30年若かったら!! 彼らの若さと冒険心に嫉妬すら覚えたのは私だけだろうか? 生まれ変われるなら次回は男になりたいっ!(笑)
この二人の青年達の実にイキイキした冒険旅行・・あらゆるものに心動かされ、後の人生の原点となる精神が養われていく過程を優しい目で描いている。 
ゲバラと言ったら、あの超有名なヒゲの顔の写真と”キューバ革命の立役者”だと言う事しか知らなかった私だが・・彼がどれだけ家族や周りの人々から愛される人柄だったか、そしてまた彼自身も大きな愛で貧困や差別に喘ぐ人々を包んだかを知ることが出来た。
旅の途中でインターン生活を送る「ハンセン氏病患者」の施設でのエピソードもとても感動を覚えた。
ゲバラを演じる ガエル君のキラキラとした瞳にも感動。
音痴でダンスも踊れない・・お茶目な青年を生き生きと演じている。なんてぴったりなんでしょう!!!! 音楽も良いです♪ ラテン系のリズムが心地良く旅の気分を満たしてくれるし、数々のおバカな事件やエピソードも ユーモアと愛情ある眼差しで彼らを描いている手腕はさすが、「セントラル・ステーション」の監督だと思った。
キューバの後、各地で不当に虐げられた人々の為に革命の指導をし、アフリカで39歳の若さで銃殺されたゲバラを思うと、胸が痛む。 なぜなら すっかり若き日の彼に私は恋してしまったから・・

カンヌ映画祭でも絶賛され、グランプリ候補の筆頭に上がっていましたが、「オールド・ボーイ」に結果的に持っていかれたようです(^^;)
posted by マダムS at 08:20| Comment(5) | TrackBack(1) | 中南米映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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